スタッフブログ

2025.01.24

優しさの集い

今日は1年の中で1番楽しみにしている集まりに参加してきました。

元々涙脆い性格ではあるのですが、歳をとったからなのか?心が弱っているからなのか? 各企業さんや会の代表の方のスピーチ、集まりの主役となる方のスピーチ全てが心に響いて、お話を聞くたびに涙で視界が見えなくなりそうになっていました。(一度涙を流してしまうときっと止まらなくなると思って、そこは我慢しました。)

 

その中であったお話を、忘れないうちに3つ書き留めておこうと思います。

1つは聖書にまつわるお話です。私は特にどの宗教にも所属はしていないので、その都度それぞれの宗教の良い教えを胸に刻んでいるのですが、今回聞いたキリスト教のお話は

『何も思い煩わないで、あらゆる場合に感謝をもって捧げる祈りと願いによって、あなた方の願いを神に知っていただきなさい。そうすれば、人の全ての考えに勝る神の平安が、あなたがたの心と思いを守ってくれます。』というものです。

日々色んなことに思い悩んだり、苦しむことはあっても、常に感謝の気持ちを忘れず願っていれば、神が心に平安をもたらしてくれるというものだったと思います。

 

どんなに思いをもって誠心誠意の対応をしても、その気持ちが届かないだけでなく、逆の方面に働いて悲しい思いをすることもあり、今まさに心が弱っている真っ最中だったのでその言葉がとても沁みました。

『何も思い煩わないで』なんて、なかなかその境地に至るまでは難しいかもしれませんが、悲しい出来事だけでなく、きっと嬉しいことや、温かい繋がりもたくさんあるので、そのような優しい出来事や、優しい人に目を向けるようにして、色んなことへ感謝を増やしていきたいなと思いました。

 

 

もう1つが、『成せばなる成さねばならぬ何事も、成らぬは人の成さぬなりけり』という言葉です。

この言葉は色んな場面で聞くことはある言葉ではありますが、改めて聞くととても深いなと思いました。

成し遂げたいと思う大きなことも、「きっと無理だろう」で諦めてしまうのと、小さな1歩でも歩みを始めてみるのとでは大きな違いがあります。

小さなスタートから、その想いに賛同する仲間が増え、その新しい縁がどんどん広がり、気がついてみると未来にはとんでもなく大きな世界が広がっているかもしれません。

迷いがあったら、〝とりあえず1歩でも前に踏み出してみる。〟

このことは今この歳になっても意識して心に留めておこうと思いました。

 

 

最後は、Life  changerという言葉。

くさか動物病院は、未来ある子どもへの留学支援を行う事業にも協賛しているのですが、それはただ単に資金を支援している〝スポンサー〟という括りではなく、支援される側の人生を変えているLife changerのだということ。

人の人生は、自身の努力はもちろん、出会う人によって大きく変わってきます。

良くも悪くも、『あの人に出会えていなかったら別な人生だったかも』と思うことが誰しも1度はあると思います。

自分自身、「あの人に出会えたおかげで・・」というエピソードがとても多くあるので

私も今度は逆の立場で、『自分と関わることで、少しでもその人が幸せになるきっかけになれるといいな』と思いながら日々生きてはいるのですが(性格が短気なものですぐ挫けて導火線に火がつきがちですが^^;)、そのような中で当院の支援が人1人の人生をより良いものにできたということに、とても喜びを感じました。

 

優しい、思いやりをもった人と繋がることで、自分の心にも優しい気持ちが芽生えてきます。

そして逆もまた然りで、自分の中に優しさを持つことで、誰かの人生を豊かなものにします。

 

どうしても悲しい出来事があると、その事実さえ嘘ではないかと心が揺らいでしまいますが、今日の集いに参加して、折られても何度でも立ち上がる精神を培っていこうと思えました。