午後休診をいただいていた1月24日、25日は、院長(日下)が講習会や会合への出席、他県で動物病院をやられている院長先生とお会いするため、時間調整のためのお休みでした。
24日は、こちらのブログでも度々登場する、茨城県結城市にあるみくまり動物病院の院長である水口先生と、
25日は栃木県栃木市にあるあおぞら動物病院の院長である青木先生とお会いし、じっくりとお話をしてきたようです。
水口先生は院長(日下)と同い年で、獣医になりたての頃からの知り合いです。
家族ぐるみで仲良くさせていただいており、先日は我が家がアポなしで茨城の病院に押しかけたというお話をしましたね(笑)(ブログに記載あり)
水口先生は裏表がなく、誠実な先生で、そしてアクティブ! 当院よりも早く開業されているため、動物病院経営の先輩として色々と相談に乗っていただくこともあります。 奥様の香澄さんも周りへの気遣いや行動力のある方なので、とても尊敬しています。
水口先生とのお食事は、時間も遅くとあって、空いているお店がなかなかなく、おしか半島というお店に行ってきたようです。
私も食べてみたい。仙台名物という吉次の茶漬けだそうです。美味しそう!
青木先生は、ブログやインスタでは初登場となりますが、院長(日下)の兄弟子なのです。
院長(日下)は、大学を出てすぐ松戸にある日野動物病院で獣医療を学び、技術を磨いてきました。
日野動物病院は、当時80歳を超える院長がいらっしゃいましたが、日野の院長は日本においていち早く小動物臨床に携わっていたお方で、表にはなっていませんが、小動物臨床の発展に大きく貢献された方でした。
院長(日下)が臨床一年目で入った時にはすでにかなりのご高齢だったにも関わらず、重症な子のオペも躊躇なく『やるぞ!』とメスを握り執刀しており、学びの姿勢や病気の治療に果敢に挑むその姿勢は年齢を感じさせない、圧巻するものでした。
言い訳をしない、来るものを拒まない、できないで終わらせない。という日野院長の姿勢は、院長(日下)の獣医としての成長に大きく影響を与えるものとなりました。
日野動物病院は、院長(日下)や青木先生をはじめ、多くの動物病院の院長先生を輩出しており、院長の誕生日やクリスマスの時期、勉強会が行われるときにはたくさんの動物病院院長や勤務獣医師がが集まっていました。
その集まりの時に出会ったのが水口先生や青木先生だったのです。
私も青木先生とはその時初めてお会いし、お話しさせていただいたのですが、獣医なりたてだった我々2人に、『1日1つのことで良い。その学びを積み重ねていけば、1年で365個のことを習得できる。』というお話をしていただきました。
『早く多くのことを学ばなければ!』と焦ってしまうより、小さな努力でも絶やさず続けていけば、いつか気がついたときに大きな力になる。ということをお話しいただき、踏み出すことの大切さと継続することの大切さを学びました。
25日の青木先生とは太朗坊で食事をし、今は亡き日野の院長・奥様の思い出話と、獣医療に関するお話などをたくさんしてきたそうです。食事の後は当院や我が家にもお立ち寄りいただきました。
夜、我が家にいらっしゃった時に私も青木先生とお話をさせていただいたのですが、あの頃と変わらず、胸に刻まれるようなお話をしてくださり、
数年前に亡くなってしまった日野の院長・奥様の獣医療に対する思いや意思が、このようにして受け継がれて、たくさんの飼い主さんや動物たちの幸せに繋がっているのだなと胸が熱くなりました。
人を想い、命を想い、そのために自分の時間や労力を惜しまないという姿勢を、亡き日野の院長から始まり、青木先生や水口先生などから改めて感じ取れた2日間となりました
1つ前のブログで話題にした〝Life Changer〟が、院長(日下)にとってはおそらく日野の院長に当たるのかもしれません。(日野の院長がいたからこそ、水口先生や青木先生とも出会えたのですから)
震災後、地震により交通機関が麻痺し、福島の原発爆発により放射能の影響がある中就職活動を開始し、受け入れてくれる動物病院が数少ない中辿り着いたこの初めての就職先が、人生においてこんなにも意味のあることを教えてくれる場所だったなんて、行き着くべくして行き着いた、きっと縁のある繋がりだったのだと思っています。