スタッフブログ

2019.02.11

同級生

昨日は大学時代の同級生が病院へ遊びにきてくれました!

  • 彼女は関東と関西で勤務医を経験したあと、現在また大学に戻って研修医をしています🧐

 

出身研究室は臨床系の、整形外科研究室

院長も私も微生物学研究室出身で、大学時代はあまり臨床的なことをしてこなかったので(ひたすら細菌の培養と同定と遺伝子解析)、違った視点をもっている同級生の話はとても面白く、参考になります。

昨日は、大学時代の同級生が今どうしてるとか、青森の話とか、臨床の話とか、久しぶりに共通のネタを話せる仲間としゃべることができて、とても楽しかったです(*≧∀≦*)

 

それにしても…大学を卒業してから早8年(´⊙ω⊙`) 。   卒業式が終わって謝恩会が始まると同時に東日本大震災が発生しました。

もちろん謝恩会は中止、ネットも繋がらず、電気も止まり、最後に見た『津波10m警報』に戸惑ったまま、薄い謝恩会用ドレスのまま雪道を院長と帰宅した記憶があります。(もちろんサンダルのようなヒールが高くスカスカの足元)

 

あの日以来色んな事が変わりましたが、過去のものは変わることはありません。  辛いときも、楽しい思い出・嬉しい思い出を心にもっていれば、それを糧に生きていけると思えます。

 

だからこそ、みなさんにも少しでも悔いのない動物たちとの時間を過ごしてほしいと思っています。

 

私たち人間よりも短い寿命の動物たちですから、きっとこちらが見送る側になる事がほとんどでしょう。残される方はとても悲しいけれど、犬を見かけるたびにつらくなる、猫を見るたび寂しい気持ちになる。ではなく、“あの子と過ごした人生はとても楽しくて素晴らしかったな”と良い思い出に満たされるような治療を提供できたら良いなと思っています。

 

治療にはたくさんの選択肢がありますが、一生懸命にその子のことを考えて選んだものは、動物たちにとって最善のものになります。

 

飼い主様は、その子のことを考えれば考えるほど、『もっとこうしてあげれば良かった』『もっと早く気づいてあげれば良かった』と考えることがあるかもしれません。

 

でも動物たちはちゃんとわかっていて、虹の橋を渡るときは飼い主さんとの楽しい思い出だけをもって旅立ちます。 愛に包まれて生きてきた子は最期もきっとそうなんです。

 

そして同時に、

飼い主さんの愛に必死で応えようとする動物たちからの『愛してる』もご家族にまっすぐ届けられるように。

どちらの気持ちも置いてきぼりにしない動物病院にしたいと思っていますので、何か少しでも不安なことがあったらご相談いただければと思っています。