スタッフブログ

2019.06.07

デンタルのお話

先日LINEでもお知らせしましたように、6月はムシバ(6/8)の日とかけまして・・スケーリングキャンペーンを行います🙌

(いよいよ明日からです)

詳しくはこちら

ワンちゃんは人間のように食事の後に毎回歯磨きをするわけではないので、どうしても歯は汚れがち・・。

歯石は2〜3日で形成されてしまい、石の状態になってしまうと歯ブラシで磨いて取るということは不可能になってしまいます。まだパピーのうちであれば歯磨きを習慣にするという事もできますが、大人になってからいざ歯磨き!!というのはなかなか難しい事です😞

このため、汚れのひどくなる前の段階から・まだ若いうち、に“お口に触られる事”、“歯ブラシを嫌がらない事”を難なくこなせることが大切となります。

 

私が小さかった頃は味のついた歯磨き粉(バナナ味ストロベリー味など)が嬉しかったり、可愛い歯ブラシでテンションが上がり、歯ブラシの時間を楽しめたものです。ワンちゃんも何か自分にプラスのことがないと、抑えられて口の中にモノを入れられるのは恐怖・不快でしかないので(我々も腕っ節の人に抑えられてそのようなことをされたら恐くありませんかσ^_^;?)、美味しい味・フレーバーのついた歯磨きペーストを使ったり、歯磨きをした後は何かご褒美が必要を与える必要があります。

 

歯磨きに慣らすステップは、お口に触れられることに慣らすことから始めます。まず口周りに触った後すぐご褒美(おやつでもフード1粒でも大丈夫。その子が喜ぶもの。)を与えます。そうすると、お母さんやお父さんがお口に触ると良いことがある。と認識してくれます。

口周りを触れることに慣れたら、その次はお口の中に何かを入れられることに慣れるという段階になります。お口を触った流れて歯茎にも偶然を装って触れてみましょう😎。(この時噛まれてしまわないように十分注意してください。)それができたらまたすぐにご褒美です!

ご褒美はすぐにあげないと、行動とご褒美が結びつかなくなってしまうので、誰かそばに協力者がいると良いでしょう。

 

歯茎が触れるようになったら(歯茎を問題なく触らせてくれることがわかったら)、次はいよいよ歯ブラシへ。

本当は歯周ポケットの汚れを掻き出さないといけないのですが、まだ難しそうであれば、このような指サックを使って歯茎をマッサージして磨くことから始めましょう。

ペットショップさんにはこのような指サックも売られています。(ただし誤飲には十分注意してください。)

指サックで歯茎に触れられるのに慣れたら、次はいよいよ歯間や歯周ポケットまで汚れを落とす歯ブラシへ!!

歯ブラシにつけるペースト・ジェルですが、

ビルバックさんの動物用デンタルペーストはバニラ・チキン・モルト味、LIONさんのデンタルジェルにはローストチキン、フレッシュリーフ、グリーンアップルフレーバーなど様々あります。デンタルジェルは試食してみたことがありますが、始めに甘みが来て、その後それぞれの香りが強くします。ローストチキン味フレーバーは意外なことに、人でも違和感ない美味しい味付けになっていました。(しっかりローストチキンの味・・というか香りがしてビックリでした。)

ビルバックさんにはセミナーも開いていただいたこともありますが、ペーストをつけてうまくシャカシャカ磨けなかったとしても、歯につけるだけでもだいぶ効果があるそうです。

高齢犬・猫ちゃんで、今から歯磨きなんて絶対無理〜!という子には、飲み水に入れるだけのデンタルケア用品もあります。

 

フレーバーなど気にしないから、できるだけ成分のシンプルなものを使ってあげたいという方には、マヌカハニーもおすすめですよ!(マヌカハニーの話題については次の記事にて・・・)