スタッフブログ

2020.01.15

専属モデルさん、今までありがとう。

前回の投稿を最後に、お水を飲み込むことも、立ち上がることも辛くなるほど衰弱してしまった専属モデルさん。

ご家族の方も付きっ切りで看病していましたが、昨夜、虹の橋を渡ってしまいました。

ニッカポッカを着て、凛とポーズを取っていたときに比べて、筋肉も衰えてしまったのでお顔をあげるのが精一杯という状態でしたが、それでもお洋服を着て私がカメラを向けると、自分の使命であるかのように立ち上がりポーズを取ろうとしてくれた専属モデルさん。

前回の投稿の日はまだ意識もしっかりしていて、その日のお帰りの際に『ちゃーくん、またね。』と声をかけると、具合が悪くて下を向いていたのが急に思い立ったかのように、しばらく私の目を真っ直ぐに見てくれたのがとても印象的でした。

きっと、意識のあるうちに・・と最後の言葉をかけてくれたんだと感じました。その姿は目に焼き付いていて、思い出すたびに涙が溢れてきます。

 

当院最後の受診日は、お姉さんが最後に買ったという節分用の鬼のお洋服でしたが、レントゲン検査の時も処置中も、横になったきりで息をするだけで精一杯という状態だったにも関わらず、フラフラになりながらカメラの前まで歩いて来てくれました。

みんなが喜ぶ顔を見るのが好きだった専属モデルさん。

帰り際、大好きだった病院周りの場所をお姉さんに抱っこされてお散歩していましたが、とても安らかで幸せに満ちた表情をしていました。

専属モデルさんがいなくなってしまい、寂しい気持ちでいっぱいですが、きっと本人は幸せな人生で楽しい思い出だけをもって旅立っていったのだと思います。

旅立つといっても、きっと小さな虹の橋を渡りきったら、またすぐにでもご家族のそばに戻ってきて、いつでも前と変わらず見守ってくれるような気がします。

最後に撮った鬼のお写真は、節分の時にインスタとブログで改めてお披露目したいと考えています。

最後にくれた笑顔のお写真、楽しみにしていてください。