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2021.03.31

蜜蝋(みつろう)ラップに挑戦!

ずっと前から作ってみたいと思っていた蜜蝋ラップ

動物の誤飲で上位を締めるであろうサランラップは、缶詰の残りや、作っておいたワンちゃん・猫ちゃん用ごはんに封をするときにも、使うことが少々憚られるものの1つでした。

また、最近はエコを重視していきたいため、繰り返し使えるこの蜜蝋ラップは一度ご紹介したいものでした。

用意するものは蜜蝋と、(厚手の生地を使う場合は)ホホバオイルやココナッツオイルなど動物が舐めても安全なオイル、その他お好きな生地と、アイロンスケーラー(重さを計るもの)、クッキングシート、下に敷くダンボールなどです。

①まず使用する生地の重さを計ります。(シーチングなど薄めの生地がおすすめ。オックス生地を使う場合はオイルが必須となります。)

②生地の重さを基準に、蜜蝋は生地の重さの3倍

③オイルは生地の重さの1/3用意します。(オイルが透明でわかりにくいですが…)

蜜蝋を生地の上に散らします。 下には汚れても良いように段ボールを敷いています。 さらにクッキングペーパーは上下で挟めば良いかと思っていたのですが、こちらクッキンペーパーは折り込む方が断然良いです。蜜蝋が溢れ出るのをせき止めてくれるからです!! なので、使う生地に対して2倍くらいの段ボールと、折り込んで十分なくらいの大きさのクッキングペーパーが必要です。(片側だけで生地の2倍くらいは欲しいかな)

⑤オイルも垂らします。

⑥こちら別生地でやったときの写真ですが、クッキングペーパーで挟んでアイロンをかけるとこのように蜜蝋とオイルが伸びて満遍なく生地に広がっていきます。クッキングペーパーの上から当て布をするとアイロンも汚れません。アイロンの温度は中くらい。

四角い生地でやったのでちょっと使った感じがいびつに見えますが、生地を丸く切って作ると可愛らしい見た目のラップになると思います。

この蜜蝋ラップはロウを使っているので、高温のものや(もちろん電子レンジも×)雑菌が繁殖しやすい肉魚類を封する時には向きませんが、おやつや缶詰の蓋に使えてエコな1品です。

当院で、シャンプー後に保湿ローション(ヒノケアローション)を肉球に塗ってしばらくラップしてあげたいという子がいて、サランラップを使用しようとしていたので、蜜蝋ラップなら手作り肉球クリームにも使われている材料と一緒なので、誤飲の危険回避と、保湿効果の点でもベストかな?と、本格的にチャレンジしてみた次第です。

 

もちろん人用のおやつを包んだり、お皿のラップに使ったりもできますよ!

 

コロナでおうち時間も増えていると思いますので、是非ご自宅で、お子さんと一緒に作ってみてはいかがでしょうか♪?(アイロンを使用するので、火傷には注意してくださいね)