スタッフブログ

2019.01.28

君の名は

先週、我が家の息子の誕生日がありました。

あのチビっ子で生まれたあの子が、ここまで大きくなったのかぁ…としみじみしてしまいます🍀

 

誕生日だから。というわけではないですが、改めて、本当に “生まれてきてくれてありがとう”  “出会ってくれてありがとう”  “健康でいてくれてありがとう” と心から思います。

 

しかし血が繋がらなくとも、同じ動物種でなくても、“愛してやまない”気持ちは湧き上がるものでしょう。

 

ワンちゃん、猫ちゃん、ハリネズミさん、うさぎさん、ハムスターさん、鳥さん、フェレットさん、カメさん。。。

 

あるときお出かけ先で不意に目にして心が繋がり、家族で話し合って“新しい家族〟として迎い入れる決断をしたご家庭、近所で見かけていた野良さんを家族として迎い入れたご家庭、おうちの子がまた新たな家族を産んだご家庭、お知り合いが飼えなくなった子を迎い入れたご家庭…

全ての命が “〟を抱えて、出会い、を纏いながら生きているのでしょう。

 

カルテで患者さんの名前を見る時、「この子は誰に名前をつけてもらったのかな?」「どんな由来でつけたのかな?」「幼い頃はやんちゃだったのかな?」「飼い主さんがきっとたくさんある漢字の中から一生懸命選んで付けたんだろうな」などと想像するのです。

よく、[名前は親が子供に最初に贈るプレゼント]と言われるように、愛情の一つの形だと思うんです。

名前には、その周りを取り囲むたくさんの愛・ストーリーを感じます🌸

 

先日、以前のブログやインスタでも度々ご紹介していた茶トラの子猫さんが、新しいご家族の元へ貰われていきました。

新しいご家族は、当院にも通われている患者様のご家族です(^^)

この茶トラさん。最初にトライアルしたご家族の所ではあまり馴染めず、ご飯も食べられなかったようで、1週間お試しした後痩せて帰られた経緯があり、元の飼い主さまはご心配されていましたが、今回のご家族のところでは、お試し期間の初日からご飯も食べ、すぐに先住猫さんとも打ち解け、4、5日のうちに一緒に寝るようにもなったとのことで、正式譲渡の運びとなりました。

 

正式譲渡の前に当院待合室にてお父さんや兄弟と最後のご面会。

お父さん猫や兄弟猫さんは、この子がいなくなってから寂しさのためか少し元気が無くなっていたとのことでした。

生まれてからこれまでの間、周りの愛がこの子の命を守り繋いでいるからこそ、この子が生きていけたのだと思います。これからは新しいご家族がバトンタッチして家族の一員として愛していかれることと思います。

新しいご家庭では新しい名前をもらうことと思いますが、2つの愛をプレゼントされるなんて幸せですね。