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2025.04.29

隠れた危険

GWも暑くなりそうだ・・というニュースが聴かれていますが、それでも真夏の暑さに比べたら、今の時期はまだ日中にお散歩を楽しめるくらい。

道端にはお花が咲き、街路樹も生き生きとした緑の葉をつけ、GW前後は飼い主さん自身もお散歩を楽しめるいい季節です。

 

これからの時期は外出時、マダニ感染紫外線等に気をつけなければならないということは、すでに過去記事でもお伝え済みですが、このせっかくお散歩にもってこいの時期である4月から5,6月頃にかけて+αで注意しなければならないことがあります。

除草剤です。 実際に私もこの間散布されている方を見かけました。

除草剤は、茎葉処理であるか土壌処理であるかにより散布時期が異なりますが、茎葉処理をする場合、雑草が生え始めてから散布されるため、ちょうどこれからの時期に散布されるはずです。

お散歩時に草をハミハミするのが好きなわんちゃんも多いと思いますので、お散歩サラダバーには十分注意してあげてください。口から摂取するだけでなく、ワンちゃんの場合、裸足で歩いているため、皮膚からの吸収も心配です。

除草剤による中毒症状は、嘔吐下痢・ふらつき・痙攣・血尿・血便等です。

当院でも数年前にお家から抜け出してしまった猫ちゃんが除草剤の影響が疑われる症状でご来院され、亡くなられたという症例がありました。

もし事故や喧嘩傷などが無く、お散歩後や脱走後から急に具合が悪いという症状があった場合は、除草剤等の化学物質による影響も考えられますので、すぐに動物病院へご相談ください。