涙の日
3月もあっという間に過ぎ、4月に突入してしまいました(゚o゚;;
最近はブログもインスタもLINE配信も疎かになってしまっています…。これから更新を増やせるよう頑張ります!
3月は転勤や退職によりお別れが多い月で、涙もろい私は案の定涙😢の日が続きました。
しかし、何より一番泣いたのは志村けんさんの突然の訃報・・・。
新型コロナウイルスの感染により入院されていたことは知っていたものの、まだまだお別れがくるのは先だと思っていたのに、あまりに急なことで、速報を見て愕然としてしまいました。
私より少し上の世代の方は、8時だョ!全員集合!が思い出深い番組として一番に思い出されることと思いますが、私の場合記憶に残っているのは、“カトちゃんケンちゃん ごきげんテレビ”です。
実家では小さかった頃、8時就寝が義務づけられていたので、唯一このTVを見るために9時まで起きてていい土曜日がすごく嬉しくて、毎週楽しみで、怖いコントも布団を被って恐る恐る見ていたのを覚えています。
中学生になってからは天才!志村どうぶつ園を見るのが楽しみで、この番組を見るたびに獣医師になりたいという思いを再確認し、勉強に励みました。天才!志村どうぶつ園にご出演されていた堀 浩先生には野生動物学の特別講義として大学1年の頃お会いすることができ、とても感動したのを覚えています。
昔は面白いおじさん、少し大きくなってからは、動物にも人にも優しいおじさんとして映っており、まだまだお元気な姿をTVで見かけるたびに小さかった頃の思い出と重なってホッとする気持ちになっていました。
100日後に死ぬワニのように、命がいつ尽きるかなんて誰も予想ができません。同じように、いつ誰かの命を奪ってしまうのかも予想できません。もしかしたら知らない間に自分が新型コロナウイルスに感染していて広めてしまっているかもしれない。そのことによって誰かの命を奪うきっかけになってしまうかも知れない。
ダルビッシュ選手の言葉がとても心に響いたのでインスタでもご紹介しましたが、こちらにも載せておきたいと思います。
“ 君は大丈夫かもしれない
でも君にとって大切な人、
誰かにとって大切な人は大丈夫じゃないかもしれない
あなたには愛している人、
大切な人がいると思います。
あなたのその人を見る目は
どんなものでしょう。
きっと素晴らしい感情だと思います。
道ですれ違った、
初めて見る人も
誰かにとってそういう存在です ”
今は想像力が必要な時だと思います。 目に見えるものだけでなく、認知できることだけでなく、その背景・可能性を自分で想像し、考える時だと思います。
誹謗中傷もそうですよね。背景でどれだけその人が努力し、考え、悩み、想いを込めて行動していたかなんて想像し想いやる気持ちがなければ、ただ自分の不満の捌け口として相手を傷つけて終わりとなり、何も生み出すことはありません。
どうか社会全体で相手のことを想像し、思いやる気持ちをもてるようになって欲しいと思います。
“ 死を無駄にしない ”ということは、まさにそのようなことなのだと思います。北風と太陽のように、次に生かせるのは憎しみの気持ちではなく、優しい気持ちなのだと思います。
人を笑顔にすることに尽くされてきた志村けんさんなら、きっと世の中の人が笑顔になれる結果を望んでいることと思います。正直、訃報を聞いてから3日経っても、思い出したりTVでVTRが流れるたびにボロボロ涙が出てきてしまうのですが、
変なおじさんやバカ殿様のVTRは顔中涙で濡らしながら笑ってしまいます。側から見たら私が変なおばさんかも・・(笑)
こんな悲しい時にも人を笑顔にさせてくれるなんて、思っていた以上に大きな存在の人だったんだなと改めて思い知らされています。
そして、今回は新型コロナウイルスが話題として多くを占めていますが、全ての病気で予防・初期の対策が大切です。そして正しい知識が必要です。安易な思いこみ、過信をすることなく、「心配しすぎかな?」くらいのところで手を打つことが必要です。
今の所は人⇆動物の感染は正式には報告されていませんが、ウイルスは変異するものなので、今後ますます強毒になったり、異種間でも感染を引き起こす可能性があります。動物も極力外出を控えるようにした方が安心です。特に外飼いや半外飼いしている猫さん。また、室内飼いでも濃厚なスキンシップをとっているワンちゃん・猫ちゃんは、触れ合い方を少し気をつけてあげるようにしてください。
林檎の花
新型コロナウイルスによる影響で、お別れ会や卒業式ができなくなってしまったり、クラスの離れるお友達にさよならも言えないままお休みに突入してしまったり、今まで普通に手に入っていたものが買えなくなってしまったり、感染症の広がりでたくさんの影響が出ています。
未だ終息の兆しが見えないままで、今後の予定も不明確なまま・・という方も多いかと思います。
「先生のところは何か影響がありましたか??」と聞かれることも多いのですが、まず私たちも医療用マスクが手に入りません。あとは仕事用にお正月に注文していたPCが1週間で届くと言われていたところ2ヶ月半ちょっとかかりました・・・
幸い分けてくださった先生がいらしゃったため、マスクは今のところ何とか持ちこたえています。
そして意外なところに影響が出ているのが、飼われているワンちゃん・猫ちゃんです。
普段のんびりしている時間帯に、臨時休校のためお休みになったお子さんがいらっしゃるので、ゆっくり休めずストレスを感じてしまったり、お子さんと一緒に遊んでいておもちゃをを飲み込んでしまった・子供さんが使っていた物を飲み込んでしまったという症例もチラホラ出て来ています。
逆に普段あまりおうちにいないお父さんがご自宅にいる時間が増えたのでルンルンご機嫌になっているワンちゃんも・・(^_^)
昨日一昨日、連休をいただいたので、今年退官される我々の恩師に会いに大学へ行こうかと思っていたのですが、この状況のため、逆にご迷惑になるかもしれないと十和田行きも断念することにしました。
我々が大学を卒業したのは2011年の3月11日。
この日、卒業式が終わり、謝恩会が開かれようとしている中で東日本大震災が起こりました。
あの日も十分に感謝の気持ちを伝えられないままのお別れになってしまいましたので、最後大学を去れられる教授に最後お会いしたかったのですが叶わずとても残念な気持ちです。
それでも、目には見えなくても・形はなくてもきっと想いは伝わると信じて、きっとまた元気でいれば会える。という希望をもっていたいと思います。
奇しくも2011年3月11日にリリース日だったJR東日本の東北新幹線青森駅開業キャンペーンのタイアップ曲で “林檎の花” という歌があるのですが、この曲は相手を思いやる気持ち、他人の幸せを自分の幸せのように感じられる優しい愛を唄っており、昨日の3月11日には「一日中この曲を聴いていた。」「震災の時はこの曲に救われた」とコメントしている人がチラホラいらっしゃいました。
〇〇ファースト。と自分を推し進めても、自分一人・自国のことだけ考えていては生きていけない世の中。もはや今の時代、誰しも知らないところでいろんな国や人と繋っていて、気づかずに助け合いながら生きています。
“日本製”とされている家電だって、ネジ1本でも他の国で作られていては完成させることはできません。
大変な時こそ、相手を思いやる気持ちが困難を乗り越えられる力になると思います。
震災や今回の感染症のように、きっとこれからも大変なことは起こりうるのだと思いますが、そんな時にでも、林檎の花のような、人の幸せを願い・笑顔をもてる人が1人でも増えるといいなと祈っています。
論語と算盤
気がつくと10日以上ブログの更新がストップしていました。
自分の感覚では2、3日くらいのつもりでいるのですが、あっという間に時間は過ぎてしまっていていつもびっくりさせられます。
その繋がりで、「まだ賞味期限が1週間ある!」と思っていた食材も、気付いた時には1カ月過ぎていたということも多々…😱
私の好きな座右の銘の1つに『思い立ったが吉日』があるのですが、まさにその通りで、気付いた時にすぐに行動を起こさないと手遅れになってしまう。ということを日々痛感させられています。(書きたいことも調べたいこともたくさんあるのに何だったのかを思い出せなくなってしまいます・・・)
さらに、賞味期限の件しかり(💦)、自分の感覚が思い違いであることも多いため、『我日に我が身を三省す』に順って、何度でも自分を振り返り、律しなければいけないなと、自身を戒める毎日です。
この自分を戒める言葉というのは言わずと知れた論語にある言葉ですが、論語の教えは中学高校時代に国語の教科書で出会って以来私の中でとても影響を受けているものです。 日々の悩ましい事象に心揺らぐ時も、思い出される言葉が多く、最近では息子にも“ドラえもん はじめての論語”という本を購入し、音読させていたりします。
その話をたまたま当院を担当してくださっている会計士さんと話していましたら、渋沢栄一さんの『論語と算盤』という本をオススメしていただき、アマゾンで見かけて気になっていたことと、これから新札の顔となる人でもあるし!ということで、早速購入してみました。(その他にもいくつかオススメしてもらった本も一緒に購入。全ての本を読み切れるかは不安なところですが楽しみです。その前にも買っている本がいくつかあるのでかなり膨大。)
非常に共感できるところ、今まで自分が言いたかったこと、普段独自の言葉でスタッフに伝えていることがしっかりとした文章として表現されていること、なるほど!と思えるところがあり、とても勉強になりました。
この歳になると、若い時に比べて人から何か教えを受けるという機会が少なくなりますが、本というものはその人(著者)の今までの人生ベースで学んだことを、誰に媚びることなく発信していながら、読む側は『合わなければ“読まない”』という選択肢を簡単に取ることができるので、非常に向き合いやすいものだなぁ。と、改めて感じました。
落ち着いた時間が取れないために本を読むということもなく過ぎていた毎日ですが、物の考え方や価値観を広げるためにも、小さくまとまった世界に目を通す機会をこれから少しでも増やしていきたいなと思っています。
冬の姿
ずっと雪も降らず、まさに暖冬だなぁ・・と思っていたところ、今朝起きてみると、かなりの積雪で面食らってしまいました。
天気予報では雪マークが付いているのを確認していたものの、この暖かさで??と軽く捉えていたため、大慌てとなる1日の始まりになっていました。(しかも小学校は今日から授業開始です💦)
雪かきといえば思い出すのは大学時代のこと。
私は青森出身なので雪には慣れているのですが、実家にいるときは両親が早起きして片付けていたため、そこまで雪で苦労するということがなかったのもあり、本格的に雪の大変さを知ったのは大学に入ってからでした。
大学は青森県の十和田というところにあり、学生のほとんどが大学から歩いて数分のアパートに住んでいるため、お昼休みなどは自宅に帰ってご飯を食べるということも少なくありません。また、研究室に入ってからは研究の合間(例えば次の作業の工程に入るまで)に一度帰宅する。という場合もちょこちょこありました。
その度に雪道を帰るという過酷さ。
そして高学年になると大学へ車で通学できるようになるのですが、雪がしんしんと降る日には車に乗り降りするたびに雪下ろしをしなければならなくなり、それはそれで過酷になるのです。
だって1時間もしないうちに20cmくらい積もっていることもあるんですよ?!
我々の国家試験の間際も雪の多い時期で、ひたすら雪下ろしをしていた記憶があります。
その点関東・関西など他の獣医大学と比べて不利なんじゃ??!と思いたくなるほどの時間のロス😹
それでもちゃんと冬の時期に雪が降ってくれると季節が正しくすぎていってくれているような気がしてホッとしてしまいます。
虹
先日朝に青葉区の大倉という場所を通りましたら、泉ヶ岳方面に向けて、こんなに大きな虹がかかっていて感動しました。
この日の後日もかなり長い時間虹が出ていた日があり、それもニュースに取り上げられていましたね。
インスタでもいろんな人が長時間の虹についてアップしていました。
虹だったり、綺麗な満月など、見ず知らずの人とも同じ時間、同じ空を見上げて感動できる。ということになんとも言えない幸せを感じます。
山間を車で走行していて、色づく紅葉を写真に納めようと降り立ったのですが、北風が強すぎて髪も激しく乱れ、目も開けられないほどでした。
この日向かったのは定義山なのですが、ちょうど良い頃合いに木々が色づき、とても綺麗でした。
落ちた紅葉が苔と美しいコントラストを放っています。
空気も澄んでいて、地上に生えた木が水面に綺麗に映り込んでいます。
定義山には、平日ということもあって、そこまで多くの人はいませんでしたが、通りすがりの方から、「五重塔の方には行った?!あっちもすごく綺麗だと思うよ!」と教えていただくことがありました。
幸せには、与えられる幸せ(=誰かから何かしてもらって嬉しい。という幸せ)や、
与える幸せ(=誰かに何かしてあげられて嬉しい。という幸せ)がありますが、
北風の強く吹くこの日は“喜びを共有する幸せ”を多く感じる1日でした。
『今、君がこの雪に気づいていないなら、誰より早く教えたい。心からそう思った。』
という、とある歌の歌詞にあるように、一緒に共有できる幸せ。は日常にあふれていて、小さなものに対してもとても深い愛情が込められているんですよね。
「きっと他の誰かも同じ虹を見上げて感動してるだろうな!」と思えることだったり、「綺麗な紅葉を他の人にも教えてあげようという優しさだったり。」
家族との共有する幸せなら、一緒にドライブした車や、一緒にくつろいだソファ、一緒に暖をとったコタツなどのモノにも、たくさんの共有する幸せが詰まっていることと思います。
あとは、「しちゃダメだ」とわかっていても、ついついお父さんの食べているおつまみをテーブルの下からおすそ分けしてみる時間だったり・・・(^_^;)💦
これから年末年始に向けて、クリスマスやお正月など、より家族として共有する幸せな時間を過ごすことが多くなると思いますが、動物たちと密接に関わる上では、病気の予防は徹底しておくことが大切です。
落ち葉の積もった場所を散歩する場合はダニ予防、乾燥して口が乾いてくると歯石もつきやすくなるため口腔内の衛生を保つこと、この時期は皮膚も乾燥してくるため、ワンちゃん・猫ちゃんのフケ予防に、皮膚被毛の保湿をしてあげることなどがあげられます。
そして、今月(もしくは来月上旬)はフィラリア症の予防薬の最終月となっております。
フィラリア自体は人間に感染することはまれですが、ワンちゃん猫ちゃんの健康のため、最後の投薬を欠かすことがないよう、よろしくお願いいたします。
「もう寒くて蚊なんていないから。」と、最後の月を飲ませ忘れてしまう方もいらっしゃいますが、フィラリア症の予防薬は、血管に入り込む前のフィラリアの子虫を駆虫するお薬なので、10月末〜11月末の1ヶ月分の虫の感染に対しては11月末か12月頭に飲ませなければなりません。
残り一回の投薬、〆はしっかり、お忘れのないように!
※下痢をしていたり、吐き気があって吐いてしまう可能性のある場合は、薬が十分に吸収されずに出てしまうこともあるため、体調の良い日を選んで投薬してあげてくださいね。
なないろ動物病院さん 開院!
院長と私の同級生である、伊藤 智 獣医師が、この度仙台市若林区なないろの里という場所で、新たに動物病院を開院いたします☆
伊藤先生は、今年まで仙台市泉区にあります仙都動物病院さんで勤務されていました。
開院される動物病院のお名前は、“ なないろ動物病院 ” です。
今日明日である11月2日(土)と3日(日)の2日間、内覧会が予定されていますので、お時間がある方は是非足をお運びください☆
仔猫さん 新しい飼い主さん募集中!!
完全室内飼い、去勢・避妊手術、ワクチン接種をしてくださる方、
生涯大切に育ててくださる方(←とっても大事!)の里親希望を募集しているそうです。
ご興味のある方は直接ご連絡し、お話ししてみてください。
動物愛護フェスタ
明日9月23日は院長が勾当台公園での動物愛護フェスタに参加のため臨時休診となっております。
ところで、動物愛護管理法では毎年9月20日〜9月26日までの間を動物愛護週間とし、国民に広く動物の愛護と適正な飼育についての理解と関心を深めてもらうための期間として定められています。
さらに、毎年9月下旬には日本臨床獣医学フォーラムも開催され(今年は9月27日〜29日みたいです)、全国の動物病院スタッフがこれに参加するため、獣医師の間では久しぶりの同級生と会う機会となり、毎回ちょっとした同窓会のようになっています。
動物フェスタは、人と動物の絆を楽しみながら考えたり体験できるイベントとなっていますので、勾当台公園まで足をお運びになってみてはいかがでしょうか?
なまえのないねこ
先日本屋さんに行きましたら、可愛い表紙の絵本が目に入りました。
『佇まい・表情が我が家の猫に似ている!』と、誰もが感じてしまいそうな親しみやすい表紙です。
そして調べてみると、昔自分のこどもたちに買ってあげた“ネコヅメのよる”という絵本の挿絵を描いていた町田尚子さんの本だということが発覚。
このネコヅメのよるという絵本も、内容がとても素敵で心に残るお話なので大好きな絵本の1つです。
内容はここでお話したい気満々なのですが、ネタバレになってしまうのと、是非手にとって開いて読んで欲しいのでご紹介までに留めたいと思います。
ところで、なまえのないねこというタイトルにもあるように、
飼われている動物たちには飼い主さんからプレゼントされたお名前が1つ(ときにあだ名でもう1つあったり、お外に出かける猫ちゃんなんかは知らない人から別な名前で呼ばれていたり)付いていますよね。
当院に来る患者さんも、様々な名前がつけられていて、『どんな由来でつけたのかな??』という素敵な名前もたくさん。非常に興味深いです。
私が大学時代には色々な保護動物を預かっていましたが、兄弟猫や兄弟犬には全て同じ漢字を入れて名前をつけていました。
例えば旨味(うまみ)・渋味(しぶみ)・南味(みなみ)だったり、陽粒(ひつぶ)・心粒(こつぶ)・芽粒(めつぶ)などなど。
名前は親が最初に送る子供へのプレゼント。というように、たくさんの想いや経緯が込められてつけられているんだろうな。と思います。
是非何かの機会に名前の由来を教えていただければ。と思います(^ ^)
なまえのないねこの絵本は9月に入りましたら待合室に置きますので、是非お読みください。
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