いろんな対策
6月の時点ですでに30度を超えてる地域もあり、今年の夏も暑くなりそうですね。
今年は3月4月の時点で早々マダニに刺されるワンちゃん・ヒト・猫ちゃんもいらっしゃったり、蚊の飛来も5月から多数見受けられ、蜂も多種目撃されていることから、虫がとても活発な印象があります。。院長もすでに蚊に何ヶ所か刺されて腫れています。
我が家の子供たちが言うには、オオスズメバチも見かけたとのこと。自宅に蟻が侵入してきて大変・・というお話も多く聞かれます。。
東北でも毎年これだけ暑くなっていると、ゴ◯ブリの生息域もますます北上しているでしょうね・・・。ホームセンターなどで駆除剤などが多く見られるようになったので、もう身近な存在になってきているのでは・・と恐ろしくて仕方がありません。
暑さの対策・紫外線の対策・害虫対策と6月は色々な対策をしっかりとしていかなければなりませんね。
加えてこれからの季節、雑草対策として除草剤を撒かれる方、農作物のために農薬を散布される方も多くいらっしゃると思います。(私が軽く調べたところでは、6月が一番農薬散布されているという情報が目に入りました。)
ワンちゃんはほとんどの子が裸足でお散歩すると思いますので、そのような薬剤の皮膚からの吸収や、手足を舐めて体内に取り込んでしまうことがとても心配です。
また、農薬散布時期に脱走した猫ちゃんでは除草剤や農薬の影響からか急性腎不全になり亡くなった子もいらっしゃいますのでその点も十分ご注意ください。
色々心配事をあげてしまいましたが、これらの対策をまとめると、
■毎月のノミマダニフィラリア予防を忘れない。(←寄生虫予防)
■お散歩時は薄手のお洋服を着る(←紫外線、害虫対策。サマーカットのワンちゃんは特に!)
■お散歩から帰宅したらブラッシング(←マダニがついていたら物理的に落とす)
■手足を流水で洗う(←除草剤等の薬剤を落とす)
でしょうか。
人間も、外出する際は蚊・マダニ対策のスプレーをつける/肌を露出しない等の対策をしてくださいね!
完全室内飼いのワンちゃん猫ちゃんも、マダニだらけになってご来院される子が当院・他院共に報告されています。人の衣服に付着して家の中に持ち込まれてしまったのだと思います。室内飼いでも油断せず、予防対策をお願いします。
〜おまけのお話〜
院内には、ひまわりの好きなスタッフがいることもあり、最近はたくさんひまわりを飾っています。
ひまわりもたくさんの品種があり、一番上のお写真にあるひまわりは、マロン(内側茶色の模様のある)とモネ(薄黄色)です。
最近インスタにアップしそびれがちですが、院内のお花も載せていきますね。
マロン・モネの花瓶に一緒に入れている実のなっている蔓の植物は山帰来という植物。山帰来の根っこは生薬としても使われ、体調不良の人が山に入ってこの生薬を使って元気になって山から降りてくるという由来からこの名前がついたのだとか。このことからこの花言葉も「不屈の精神」「元気になる」だそうです。
爽やかグリーンの色合いの植物なので見ているだけで気持ちが涼しくなります^^
信頼と安全
少し前のお話になってしまいますが、ニュースで話題になっていた、サプリメント服用に伴う健康被害に関連したお話を。
院長もコレステロール値が高く、コレステロール対策のサプリメントを飲んでいた時期があるのでその報道が出始めた頃は、ドキリとしてしまいました。
院長の飲んでいたサプリメントには疑わしいとされる成分は使用されていなかったのですが、色々なサプリメントや食品に使用されているものなのでとても心配でありました。
しかし、今回の件で、私なりの視点で感じたことは、
このサプリメントが、所在の明確な製薬会社さんで作られ、量販店さんなど正規ルートで卸され、そして販売され、購入先が明らかになっているものだからこそ報告が上がったり、原因の究明に尽力してくれたり、責任を負ってくれたりという流れになっているのではないかということです。
ネット社会となった今では、簡単にサプリメントや食品がボタン一つで配送してもらうことができ、中には本来医師や獣医師の処方がなければ購入できないような薬や処方食まで見かけることもあります。
厚生労働省も注意を促していますが、個人輸入でお取り寄せできるようなものもその一つで、
一見便利そうですが、もしその商品が偽物であったり、食べたり服用して健康被害にあっても責任を負うのは自分になってしまうということだということをあまり意識して購入されている人は少ないのではないでしょうか。
過去に実店舗で販売されていたアサリやウナギでさえ偽装されていたものだったというくらい、本物でないものが紛れ込む危険性がある中で、実体が目に見えないネットのお店で販売されているフードやお薬が正しいものであるという保証はどこにもありません。
もしかしたら、別の成分で置き換えられたものかも知れませんし、保管状況もどういうところで保管されているか、わかりようもありません。もしかしたら高温多湿の環境、害虫やカビが蔓延している場所で保管されているということもあり得ないことではありません。
当院に卸されているお薬・サプリメント・フードも、業者さんが品質維持のため適正の環境で保管管理しており、実際使用された後に患者さんの治療経過がどうだったか、フレーバー錠であれば美味しく食べられたか、何か使用しているときに困ったことはないかなど都度聞いてくださいます。
こちらから飼い主さんの声を届けることもあり、要望等も聴取後にメーカーとして検証・検討してくださっています。
体に取り入れるもの、病気を治療するもの、病気を予防するものであれば、より一層信頼と安全が確保されたものを使用したいものです。
今回はしっかりしたメーカーさんでこのようなことが起こってしまいましたが、だからこそ被害が報告され、因果関係が疑われた後の被害が食い止められ、原因究明や補償等の手続きが行われることになったのではないかと思います。
このようなことを踏まえ、皆さんには流通不明確なものには十分注意していただきたいと思います。
もちろん、お知り合いへのお薬の譲渡も、授受もしてはいけません!
万が一のことがあった際に責任の所在がどこにあるのかを常に気にしてほしいなと思います。
もうすでにこの時期は全ての方がフィラリア・ノミマダニ予防のお薬投与を開始しておりますが、動物病院から処方されたものは、“その時期・その子“に処方されているものでありますので、必ず指示された用法容量で使い切ってくださいね。
この時期の皮膚ケア
現在ブログ用にいろんな記事を同時並行で書いているのですが、全然どれも書き終わらないので、
ちょっとしたお話をアップ。
今日は久しぶりに朝から土砂降りのお天気でした!
今はもう雨は落ち着きましたが、この雨上がりの後に晴天となると花粉の飛散・飛沫量が増えるので、わんちゃんたちにも花粉症に注意が必要です。(明日はお天気☀️みたいなので要注意⚠️)
わんちゃんの花粉症は、人間のようにくしゃみ・鼻水という症状が出ることもありますが、主に皮膚のかゆみとして現れることが多いです。
この時期は紫外線量も多く、皮膚も紫外線の影響でダメージを受けやすいため、花粉症対策としても紫外線対策としても、お散歩時には薄手のお洋服を羽織って行かれることをお勧めします!(痛んだ皮膚に花粉が付着するとより痒みとして症状が現れてしまいます。)
さらにお散歩からご帰宅された際は、濡れたタオルやウェットシートなどで体全体を拭き取ってあげてください。
厚手で大判のこちらのCHタオルシート↓は抗菌物質も含まれているため当院でもおすすめしているケア用品です。これからの季節は大活躍です。
濡れタオルは繰り返し使えますが、毛などが付着するとお洗濯も大変なので使い捨てが便利ですね。
帰宅後のケアとしては、最近マダニをつけていらっしゃる方が多くいますので、ブラッシングも合わせて行ってあげることをお勧めします。
完全室内飼いのわんちゃん・猫ちゃんも、なぜかマダニびっしりになってご来院される例もあり(他院でも同じような例があったとよく耳にしています。)、飼い主様の衣服等に付着して室内に持ち込まれ大繁殖された可能性もあるため、飼い主様もご帰宅時は衣服を払う・室内飼いでもマダニ予防するなど対策してあげていただく方が安心です。
まだ梅雨に入っていない今の季節は暑すぎることなく、お出かけもしやすい季節ですので、皮膚ケア・寄生虫ケアをしっかりしながら楽しんでくださいね♪
さらに夏になるとサマーカットされるわんちゃんも多くいらっしゃいますが、皮膚を守っていた被毛が無くなってしまうので、あまりにツルツルにしてしまうことは皮膚にとって良くありません。
わんちゃんの皮膚は人間の1/5〜6/1程度と非常に薄く、デリケートです。これからトリミングを検討されている方は、この点も注意しながらどのようなカットにするか検討されるといいと思います。
狂犬病予防接種の季節
狂犬病の予防接種は年1回と決められていますが、厚生労働省では狂犬病予防接種期間として4月〜6月に接種することが勧められております。(この期間、体調が思わしくない方は遅れて接種したり、持病のために接種が困難な場合は代わりに猶予証明書という書類を発行してもらいます。)
狂犬病の予防は、人の命を守ることにつながるため、わんちゃんを飼われている方は特別な理由がない限り(命に関わる体調不良等)必ず行うものなので、春先は獣医師が各地域を周り集合注射を行っています。
院長も4月は病院を休診にし、数日集合注射に行っていたのですが、先日ようやく終了いたしました。
私自身一度集合注射の様子を見たいと思っていたので、明石台付近が集合注射の会場になった日に、ちらりと覗きに行ってみました。
私が覗きに行ったのは、明石台の公園脇の公民館での集合注射です。
公民館近くの公園は、桜の木がたくさんあって、もうだいぶ散っていましたが、お花見にはもってこいの公園でした。
桜とわんちゃんの組み合わせは案の定とっても可愛いです。
もう少しだけでも開花状況がズレていたら、満開の中での狂犬病予防接種日になったことでしょう。
ワクチン接種後は激しい運動は避けた方が良いのですが、この日は日差しも強すぎず、お散歩日和な1日でした。
きっと、いらっしゃったワンちゃんたちはまさかお注射のためのお出かけだとは思わず、ただのお散歩だと思ってお家を出てきたことでしょう。
こちら↓は可愛いお洋服とお帽子をつけて集合注射にいらっしゃったキャバリアさんです!
ベンチの上でお写真を撮られていたところだったのですが、私も撮影させていただきました。
予防接種後、逃走しようとしているワンちゃんもいらっしゃいました。
一緒にいらっしゃったパグさんは、『も〜逃げちゃダメでしょー』とでも言っているかのようです。
1つの会場につき約30分ほどの時間が設けられています。
この接種会場での集合注射が終わると、獣医師・動物看護師・役所のスタッフさんたちと一斉に車移動し次の会場へと向かっていきます。
せっかくなので私ももう一会場覗いて見たいなと思い、図々しくも勝手についていきました。。
次の会場はあけの平です。
それぞれの会場で来場スタイル(?)が異なり、駐車場が全くなく、全ての方が歩きで来るところもあれば、会場に駐車スペースがあるのでお車でいらっしゃることができる会場もあります。
公園近くの公民館でのお注射は、比較的まばらに来場されている印象でしたが、こちらのあけの平の会場は時間にはすでに行列ができており、開始とともに次々と順番に接種されていました。
狂犬病という病気は、日本でこそ馴染みがないですが、世界中で多くの人が亡くなっている恐ろしい病気です。
発症してしまった場合、ほぼ100%死亡し、その亡くなる過程も悲惨な病気でありますため、わんちゃんを飼われている方は接種漏れがないよう毎年忘れずに接種してくださいね。
集合接種の機会を逃してしまった!という方は、接種できる動物病院に来院し予防をお願いいたします。
お披露目します!!!
色やデザインにこだわりの強い私が開業当初から、今一つこだわりきれなかったものの1つに、薬袋があります。
当時は、色や大きさ、印刷内容等もあまり打ち合わせできないままの作成となってしまったので、
機能としては十分満たしてはいるけれど、もう少しうちの病院らしさとか、お渡し後のことを考えられたものにできないかなと思っていました。
なかなか薬袋自体を作ってくれる会社さんもいなかったため、ずっと実現できずにいましたが、このたび院長の名刺やリフレクターを作成してくださったフジサワコーポレーションさんがオリジナルで作成してくださるとのことで、新薬袋を完成させることができました!!
薬袋のカラーも、これまで赤(内服)と青(外用)の2色でしたが、ロゴをイメージした黄色(内服)と紫(外用)の2色に。
実は診察券の色も1つ1つ思いを込めた色を選択していて、薬袋の色も意味のある名前の色で決定したかったのですが、希望の黄色が見えづらい等の理由から、今回は見えやすさ重視で選択しました。
しかし思った以上に黄色というよりオレンジ寄りの色味になってしまったので、次回印刷時にはもう少し色を変更するかもしれません!!
■こちらが今現在使用の薬袋↓
□そしてこちらが、、、新薬袋です⭐️
こちらの薬袋は今現在の在庫が無くなり次第登場いたします!
いつのタイミングで登場するかは・・・不明です。
いかがでしょうか。
でも、今回このこだわりの強い私がこれくらいのリニューアルで満足するはずもありません。。。
一番注目してほしい変更点は裏面です!!!
↓
↓
↓
↓
↓
うちの病院の特色といえばインスタで一部の人に人気の、画伯の絵ではないでしょうか。
せっかくならそれを皆さんの役に(?)立つことに利用しては・・・と考え、薬袋の裏面の注意事項に使用いたしました。
お薬は、使用方法を間違えれば体に害を及ぼすものになってしまいます。
特に強く皆さんにご理解いただきたいのが、抗生剤や抗真菌剤のご使用について。
これらのお薬は途中でやめてしまったり、継続しすぎたり、適さないものを使用すると薬剤耐性菌を生み出したり内臓に負担をかけてしまうことがあります。
そのほかのお薬も、判断を誤ると体に悪影響を及ぼしてしまうことがあるので、薬袋の裏面注意事項はぜひお読みいただきたいと感じていました。
しかし、ただの文字の羅列だけでは誰も真面目に読もうと思わないでしょうし、お説教臭くて嫌だよなぁ。と私自身も感じていたので、この新しい薬袋の注意事項は漫画風のデザインにしてみました。漫画風にしたのは、お子様も一緒に読んでお薬の使い方について理解を深めてほしいからです。
ぜひ新しい薬袋を手にされた際は、ご家族皆さまで裏面を見て画伯の絵に笑ったり、お薬の注意事項について目を通していただければと思います。
チワワさんFamily
とっても可愛いチワワさんFamily。
お子達もこんなに大きくなりました!!!
ご夫婦ふたりはグルーミングに、お子様たちも爪切りにいらっしゃった時、お昼の時間猫ちゃん診察室をプレイルームとして開放しました。
あるときは産婦人科医
先日、インスタのストーリーで、お腹の中にいる赤ちゃんは何匹?クイズをしましたが、
そのベビーたちが無事元気に誕生いたしました!
(私の更新が遅いため、だいぶ日にちが経ってしまいましたが・・・)
狆の赤ちゃんです。
兄弟によって小柄な子、逞しい体つきの子、さまざま。
これから大きくなって、どんな子に成長していくのか楽しみですね!
あまりの可愛さにずっと見ていられるなぁ・・・と思っていましたら、飼い主様もやはりずっと見ていられるらしく、あまりに覗きすぎてお母さん犬がベビーたちを隠しに連れていってしまうんだとか。
この日、ベビーたちは乳児健診・お母さんは産後検診にいらっしゃいました。
院長、このときは産婦人科医に変身です。
獣医は、診察によってさまざまな診療科医に変身するので面白いです。
イチオシクーポン
まだ少し健康診断がらみのお話をしようかなと思います。
毎年受けてくださっている方はご存知かと思いますが、当院では春の健康診断キャンペーンで〝秋に使えるクーポン〟をお渡ししています。(←これが私のイチオシ特典です)
コースによりクーポンの内容が変わるのですが、春の健康診断から半年経つことと、秋という季節の変わり目で体調を崩しやすい季節ということもあり、今一度健康について意識を向いてほしいという思いからお配りしているものです。
実際、「今現在症状はないけれど、春にもらったクーポンがあるから使ってみよう」とエコー検査を受けて、早期に病気を発見できている方が毎年とても多いように思います。
多くは、よく話題に上る脾臓の腫瘍、そして肝臓の腫瘍です。
どちらも沈黙の臓器と言われ、血液検査上異常が出るのはだいぶ病気が進行してからです。(沈黙の臓器はあと1つ腎臓も!)
血液検査だけで判断するのではなく、エコーも当ててしっかり臓器の状態を把握してほしいと思っています。当院で春に予約特典としてエコー検査をしているのはそのためです。膀胱エコーの特典とは言っていますが、院長は必要に応じてついでに他の臓器もチェックしてくれています。(秋に使えるクーポンのエコー検査は気になる臓器を自由に選んでいただけます。)
エコー検査は痛みがなく、結果が出るまでに長時間待たなければならない検査でもないですし、動物への身体的負担がないことから気軽に受けてほしい検査です。
血液検査・エコー検査・レントゲン検査と、検査も様々ありますが、それぞれにより得意とする臓器・病気があるので、あらゆる方面から総合的に判断することが大切です。
健康診断の意味は、〝症状として現れる前に病気を発見しよう〟というところにあるので、この機会に今まで気になっていなかったところを調べてみるというのもいかがでしょうか。
以下、脾臓の腫瘍・肝臓の腫瘍のお写真をアップしています。
苦手な方はご注意ください。
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
□肝臓の腫瘍。片方の外側がボコボコとした見た目になっています。こちらは肝臓の悪性腫瘍だったのですが、この状態になっても、血液検査上は正常値だったのです・・・。
しかし、もしエコーをあてていたらすぐ異常に気がつくことができるでしょう。
□さらに、こちらは脾臓の腫瘍です。
脾臓は、古くなった赤血球を壊したり、新しい血液を貯めるなどの役割を果たしているのですが、この状態ではまだ貧血などの症状も出ておらず、血液検査上の異常も明らかなものは出ていません。
「おしっこが出づらくて・・」や、「息切れするんです」、「よく吐くんです」といった症状があれば、疑わしい臓器をピンポイントで診にいくことはできますが、このように見た目は派手なのに息を潜めている病気もあるので、何かのついでに、訴えがなくてもチェックしても良いと思います。
これが私のイチオシの秋に使えるクーポンが誕生した由来です。
今回このクーポンをゲットできた方は、ぜひ秋まで取っておいて使ってくださいね!
〜おまけ〜
さらに今回の健診では、犬しっかりコースの予約特典に心電図検査が付いてきますが、この心電図検査は、マットの上に乗るだけで検査ができるものですので、従来の心電図検査よりだいぶ負担が少なくなります。
嫌がってパタパタ動いてしまう子の場合は正しく検査できないのですが、マットに乗るだけなので、猫ちゃんにもおすすめの検査です。
猫ちゃんの肥大型心筋症という病気は、幼少期から発症するケースもあり、症状として現れていなくても、持病としてもっていると言う場合も15%前後の確率でいらっしゃいます。
こちらもぜひ健康診断に来たついでに受けてみるのもお勧めです。
ノベルティもたくさん
健康診断キャンペーンがスタートしました!
病気が進行してから対処するのではなく、病気になる前から身体のことを把握し、早期発見早期治療できるよう心がけましょう。
健康診断で大切なことは、必要と思われる検査を必要な分行うこと。
予防薬と同じく、中途半端に行うのではせっかくやったことまで無駄になってしまいます。
その子にとってどこまで検査するのが適正なのかは、なかなか判断が難しいとは思いますが、数個前にアップしたブログに記事やキャンペーン情報に項目の選び方を記載しておりますのでご参考にしていただければと思います♪
さて、健康診断キャンペーンは、お得に色々な検査ができるだけでなく、ノベルティももらえるため、ちょっとワクワクしてしまう期間です。
予防薬の種類によってお渡しするグッズが異なりますが、今年のものをご紹介いたします☆
こちらは小ぶりなショルダーバック。お散歩時や軽いお出かけの際にご活用ください!
スタッフがショルダーバックに付けているキーホルダーは、当院オリジナルグッズのリフレクターです。
お散歩バックに付けていただくと、同じ病院に通うお友達を見つけて会話の輪が広がるかな?と思い作成しました!こちらはLINEクーポンご提示または新規LINEご登録でお配りしています。(数に限りがございます)
もちろん普段のお母さん・お父さん・お子様の持ち物に付けていただいても、「あれ?何か動物飼われているんですか?実はうちもなんです!」から思いがけず犬猫友達ができるかもしれません。
すでにお友達同士で、おそろでつけてもらっても^^
ちなみにリフレクター(反射板)というと、ボールチェーンタイプが多い印象ですが、ボールチェーンは外れやすいことから、当院のものはナスカンタイプにしております!
過去にご自宅に置いていたキーホルダーのボールチェーンを飲み込んでしまったというワンちゃんがおりましたので、色々なボールチェーンを見かけるたびに思い出します。
皆さんもお気をつけください!
予防薬によっては今年のノベルティが間に合わなかったというものもありますので、その場合は別なグッズをお渡ししております。今年のものが届きましたらそちらもお渡しできますのでお申し出ください。
スタッフが可愛い!とテンション上がっていたレジャーシート。
これからのお出かけにぴったりのグッズです。
こちら↓はマナー袋。
これもお散歩のたびに使えるので便利!
もちろん、猫ちゃんもフィラリア・ノミダニ予防が必要ですが、猫ちゃんの予防薬にはこちらのうっとりコームがついてきます!
硬すぎず柔らかすぎない、よく毛が取れそうなコームです。
そしてイチオシノベルティは、毎年密かにご好評いただいている当院オリジナルノベルティの〝画伯ファイル(またの名はヘタウマファイル)〟(こちらも数量限定)
今年のデザインはこちら。
カルテや病理依頼書から抜粋したイラストなので、もしかしたら自分の子がモデルになっているかもしれませんよ?
まだ届いていないグッズは届き次第おそらくどこかのSNSでご紹介されると思います。乞うご期待!
ワクチンアレルギー
春健康診断キャンペーンは、ご予約開始とともにお電話・LINEでのお問い合わせが多数寄せられました!
当院オリジナルノベルティ(画伯ファイル)もすでに残り半数を切りました☆
画伯ファイルを狙っている・・という方はお早めに(笑)
初日に予約のお問い合わせが集中すると思うので、この後の予約の埋まり方はゆっくりかと思いますが、飛び入り健康診断の方にも3月1日からお配りしていくのでおそらくすぐに数量に達してしまうと思います。
※ちなみに、当院の電話は話中の場合でもツーツー音が鳴りません!受話されない時は話し中の可能性が高いので、時間を置いてから再度おかけ直しください。
LINEでも健康診断のご予約はできますが、診療に携わっているため通知を切っておりますので、確認するまでにお時間をいただいております。また、木曜日にご予約をお入れする際は、木曜日の申し込みテンプレートに従ってご連絡ください!(※木曜日のご予約は、文頭は必ず【木曜午前予約診療】とお付けください。)
さて、春は健康診断!の季節ですが、同時に狂犬病だったりフィラリア予防だったりと、全体的に〝予防シーズン”であります。
健康診断に来たついで、狂犬病の予防接種や混合ワクチンを接種するご予定の方も多くいらっしゃいます。
かねてより、予防接種にいらっしゃるという方にはご案内をしているのですが、予防接種で受診される際は、できれば午前中か午後の早いお時間をお勧めしております。
その理由を以下にご紹介いたしますね!
↓
↓
こちらは先日ワクチン接種にいらっしゃった、可愛いシェルティとポメラニアンのミックスさん。子犬さんの頃は、免疫を上げるため、初年度は複数回接種することが一般的ですが、この子もこの日が2回目のワクチン接種でした。
初めましての子で、スタッフとも、この子が帰られた後も『可愛かったね〜』と言っていたのですが、お昼の手術の時間にご連絡があり、再度ご来院されたのです。
いらっしゃった時の状態がこちらです。
↓
↓
↓
お顔が腫れて、パンパンになってしまっています(特に上のまぶたのフチが赤くなり腫れて重そうになっています)。
ワクチンアレルギーの状態です。
この子は一度お預かりをさせていただき、処置をし、夕方には無事状態も安定したためお迎えに来ていただきました。
お帰りの時のお顔はこちら。
↓
すっかり元通りです。
ワクチンアレルギーは、いつどのタイミングで発生するのか不明確です。初めてのワクチンで発生してしまう子もいれば、2回目、3回目、1年後、2年後になる可能性もあります。
このため、アレルギー反応が起こっても動物病院を受診できる時間帯でのワクチン接種をお勧めしています。
病院の終了間際に接種して、帰宅してからアレルギー反応→かかりつけの病院に電話しても繋がらない、夜間救急もやっていない時間帯、夜間救急に行くまでにとても時間がかかる・・などですと、状態も悪くなってしまいます。
(当院は時間外になると院外でも繋がるように携帯電話に転送しているので、病院の電話番号にかけていただいてもお電話はつながります。)
幸い、こちらのワンちゃんは午前中にワクチンを接種してくださったので早急な対処をすることができました。
ところで、このようにワクチン接種でアレルギーが出てしまった子は、今後どうすれば良いのでしょう? アレルギーが出る心配があるからと、以降のワクチン接種を全く控えてしまうと、今度は感染症にかかってしまい命を落としてしまう危険性があります。
ワクチンアレルギーを発症してしまった子に対しては、ワクチンを接種する前にアレルギーを抑えるような処置をしてから接種をする。あるいは定期的なワクチン接種の前に抗体価検査を行い、抗体価が下がった時だけワクチン接種を行うようにします。
よく、『海外では◯年に1度のワクチン接種になっているけど、うちの子もそれで良いんじゃないの?』というご相談をいただくこともありますが、そこは半年から1年ごとに抗体価検査を行い、抗体価を確認した上で接種時期を決定していくということになります(その結果として2年に1回の接種になる子がいたり、3年に1回でも大丈夫だった子がいたりします)。
すべての子が数年おきの接種でOKというわけではなく、体質や予防したい病気によっては1年で抗体価が切れてしまうものもあるため、抗体価検査をせずにワクチン接種の間隔だけを安易に空けてしまうのは危険なことです。
特にワクチンに対してアレルギーがあったわけでないという子も、飼い主さんがワクチン接種自体に抵抗があるという場合、抗体価検査してから接種するという流れをとることもございますが、日本の動物病院では現状1年ごとのワクチン接種が多くなっております。
その理由はなぜでしょう?
例えば5種ワクチンを接種していたワンちゃんに対して、1年後ワクチンの追加接種を検討するために抗体価を検査した場合を考えてみます。
このとき5種ワクチンに含まれる5種類の病気に対する抗体価を検査した結果、うち2項目が病気を予防するのには足りない抗体価を示したとします。
この場合、本来その足りなかった2項目だけを追加接種すれば良い。と考えるのですが、残念ながら1種類ずつ(バラで)接種できるワクチンが存在しないため、「抗体価が足りない部分だけ足す」といった接種方法が選択できません。(※例外として、過去に1種ワクチン(犬パラインフルエンザ)、2種ワクチン(犬ジステンパー+犬パルボウイルス)がありましたが、現在でも流通しているかは確認できていません。)
そのため、この子の病気を予防するためには抗体価が十分な項目を含めて結果的に5種混合ワクチンを接種することになるのです。
また、多くの場合、検査のために採血→さらに必要性があった場合は再来院してワクチン接種という流れが、ワンちゃんや猫ちゃんに立て続けに怖い思いをさせてしまうこと、抗体価検査は採血による負担だけではなくコストもかかる(ワクチン接種よりも高額になるケースもあります)などの理由から結果的に定期接種の決断をされる方がほとんどかなという印象です。
抗体価検査が大切なのはいうまでもないのですが、現状ではまだ一般的と言えるまでには至っていない印象があります。
ワクチンアレルギーは、どのタイミングで発症するか不明確と冒頭に書きましたが、ワクチンの種類や犬種などにより発症しやすさに差はありますので、ご心配な際はその子の生活環境・ライフスタイルをお伝えいただき、都度ご相談いただければと思います。