スタッフブログ

2023.12.31

健康診断

前回の記事で、“この時期から春の健康診断のことを考えている”と書きましたが、

健康診断といえば、院長も先月健康診断を受けてきました。

院長も年齢的に40近くなり、ここ最近は睡眠時間も極端に少なくなり、身体にもだいぶ無理がきているような生活スタイルのため(診療ではなく、地獄の事務仕事が膨大で苦しんでいるようです)、今回は信頼できる医師の方におすすめしてもらった健康診断コースをしっかりと行ってきました。

 

いつもの簡易的な血液検査・身体検査だけでなく、院長の家系や、生活スタイル、食生活、普段の気になる点をお伝えして、おすすめのコースを提示してもらったのですが、

これはわんちゃん・猫ちゃんの健康診断にも当てはまるところで、

『健康診断を受けた方がいいかなと思っているのだけれど、どこまでやったらいいのかわからない。』というときは、

目安として、年齢・家系(品種)・生活スタイル・食生活などに加えて、普段の気になる症状を考慮してコースを選ぶようにしましょう。

血液検査の項目数や、その他の検査(エコー・レントゲン・糞便検査や尿検査など)の必要性や、それらの組み合わせに迷う時はお気軽にご相談ください!

例えば、高齢のチワワさんということであれば、一般的な血液検査の他に心臓の検査歯のチェックをしてみるのもいいですし、

猫ちゃんであれば若くても膀胱にトラブルを抱えている子は多いので尿検査をしても良いと思います。

最近食べる量は変わっていないのに、どんどん体重が増えてきている/痩せてきているという場合は、内分泌系の検査をした方が良い場合があります。

 

そして、一番大切なことは、健康診断を受けて終わり。なのではなく、それにより分かったことを元に、どう過ごしていくか。がとても重要です。

 

ちなみに今回、院長は胆嚢にポリープが発見されたことと、コレステロールや糖に関する数値が”経過を追う必要“があるとのことだったため、健康診断のコースを勧めてくれた信頼できる医師の方に、その後相談に乗っていただける病院を紹介してもらいました。

コレステロールや糖などは、やはり食事療法からアドバイスを受けるのですが、院長の生活スタイルからなかなか正しい食生活を送ることが難しいので、そのライフスタイルを含めて相談をし、結果的にお薬をスタートすることになりました。

(食事を作ってもそもそも食べる時間がないとかで夜遅くまで飲まず食わずでいられることもあるので、「あなたなんてどうせご飯まともに食べられないんだから、さっさと薬飲み始めてればいいんだよ!!」という妻の意向(暴言)をそのまま医師の先生に伝えてお薬出してもらったそうです(笑) 先生、笑ってたって^^;)

 

まだまだ健康診断の時期までは数ヶ月ありますが、院長が健康診断を受けてきたことと、すでに私の頭の中は春の健康診断のことでいっぱいだったため、この度話題にさせていただきました。ノベルティ含め、みなさんにとって「受けて良かった!」と思える、より良い健康診断の内容を考えていますので、ご期待ください。(何気にノベルティには力を入れてるのですが素材の採掘に苦難しています・・。)

 

※筆が遅すぎてこの記事アップするのに1ヶ月近くかかってしまいました。。もう今日は大晦日ですね・・・。

良いお年をお迎えください。

 

【おまけ】

2023年は卯年だったためか?? 多産の年でした!!!

特に人の方では、お世話になっている方や患者さんで出産ラッシュ!(これから生まれる予定という方もまだまだいらっしゃいます。)

知り合いの知り合いも出産ラッシュと聞くので、把握している以上にたくさんの赤ちゃんが産まれたみたいです。

こちら↓は病院で帝王切開にて産まれたベビーたち。

来年の辰年は何か大きく成長できる年になれるかな???

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2023.12.13

年末にお口もお掃除

当院では例年6月と11月にスケーリングキャンペーンを行っており、毎回この時期をきっかけに多くの方にわんちゃん・猫ちゃんの口腔内の健康について意識してもらえています。

 

口臭は気になっていたけれど、なかなかお口を触らせてもらえなくてお口の中がどうなっているかわからない・・

歯周病かな?と薄々感じてはいたけれど、麻酔のリスクが怖くて決断しかねる・・

ガムやおうちの歯磨きで頑張ってみようかな・・・・・

 

普段、気がかりではあったけれど、色々な思いから踏ん切りがつかずに歯周病が悪化し、歯を抜かなければならないほど重度歯周病にまで進行してしまうことも少なくありません。

前の記事にも書きましたが、重度歯周病にまで進行してしまうと、歯周ポケットで増えてしまった歯周病菌によって心臓や腎臓など、全身の臓器もダメージを受けてしまいます。この全身に悪影響を及ぼす歯周病菌は歯の表面にあるものではなく、空気の触れない歯周ポケット深くにいる菌(嫌気性菌)なので、歯磨き無麻酔での歯の処置では取り除くことができません。

 

重度歯周病にまで進行してしまったお口の中には、全身に悪影響を及ぼす菌が増えるだけでなく、トリコモナスという原虫もウヨウヨしていることが多々あります・・(以前の記事に動画がアップされていますのでご興味のある方は是非ご覧ください。)

その状態で、スキンシップをとると、飼い主様ご家族の健康に影響が出てくることは当然のこと。

ワンちゃん・猫ちゃんのお口の健康を守ることは、人間家族の健康維持にもつながります。

とはいえ、『歯周病の程度はどれくらいなのか、視診での評価だけでなく、検査をしてから処置を決断したい!』という方には、歯周病のリスクを測れるキットがございますので、そちらにてお調べすることも可能です。

AD plit(アドプリット)というキットなのですが、口腔内歯周病菌の活性度合いを評価できるキットとなります。

上の写真の子は歯周病リスクLevel4程度。ほぼ視診での評価と相違がないかなと思います。

今回は歯周ポケットも深くなる前に処置を検討してくださった方が多かったので、抜歯をすることなくスケーリングによって美しい歯を取り戻すことができる子が大半で嬉しく感じています。

 

↓写真で比べてみると、見事なビフォー/アフターになっています。

しかし、一度スケーリングを行って美しい歯を取り戻せても、毎日のケアを怠るとすぐにまた歯石は蓄積されてしまいます。(何もしないと早ければおよそ3日ほどで歯石は出来上がっていきます。)

このため、飼い主様には是非 “処置、その後” のケアを頑張っていただければと思っています。

可能であれば毎日の歯磨き・・。 

とはいえ時間がなかったり、イヤイヤされてしまい、「すること自体が難しい」という場合も多いと思いますので、歯磨きガムだったり、歯磨きペーストを舐めさせる・飲み水に入れるだけのケア用品など、できる範囲のことで維持していただけると良いかと思います。

 

さらに

デンタルBio(ビオ)という口腔内善玉菌のサプリも使いやすくておすすめです。こちらは悪影響を及ぼす歯周病菌の増殖を抑えてくれるStreptococcus salivarius K12が含まれているタブレットで、1ヶ月継続により歯周病菌が90%近く減少するという報告があります。

歯周病菌の減少により歯垢・歯肉炎・口臭の軽減が認められています。(※デンタルビオは動物病院専用ものとなっています。)

こちらのタブレットは、早期に歯周病予防をしたい方、スケーリング後すぐから今後の口腔衛生を維持していきたい方、抜歯をしてガムなどの硬いものでのケアが難しい方に特におすすめです。

抜歯をしていなくても、スケーリングが終わってすぐはガムのような硬いもので歯を傷つけずに過ごす必要があ流ため、このようなものを使うと便利かと思います。

 

11月のキャンペーン中にご予約された方のスケーリングが12月もまだ多数予定されています。

皆さん綺麗なお口になって清々しく新しい年をお迎えできると良いなと思っています!

2023.12.03

2023年別れと出会い

今年もあと1ヶ月を切りました・・・。

ハロウィンから〜の、クリスマスから〜の、お正月。と、毎年後半3ヶ月は、お店のポップ等が早々出されることもあって、時間の経過の速さに追いつけません!

今年は秋でさえ暑い1日が多く続いたのもあって、季節の感覚も肌での実感がないまま、視覚だけ秋を感じて終わりました。(あ、あと味覚もか。)

 

そんな今年2023年を早々振り返ってみるのですが、今年は開院から5周年の年でした。あっという間だったようでもあり、思い出を探っていくと色々なことがあり、とても盛りだくさんすぎる5年間だったように思えます。

 

毎年たくさんの出会いと別れがあるものの、この2023年は、丸5年すぎたということもあって、開院前からお付き合いのあった子(院長石巻勤務・泉大沢勤務時代に診ていた子)や、開院当初から通ってくださったお友達とのお別れが特に多かったように感じます。

色々な病気を乗り越え・・また乗り越え・・命の燃え尽きる限り生き抜いた子もいれば、中には、まだまだ触れ合えると思っていた子の早過ぎる旅立ちもあったり・・・。

お別れが続いてしまうと、私自身も悲しかったり、寂しい思いが湧き出して、何もする気になれなかったり、涙で頬がびしょびしょになってしまうこともあるのですが、なぜかそんな心の状態であっても不思議とどこか優しい気持ちでいられるのは、きっとその子たちとの思い出がとても温かく楽しいものばかりだったからなのかなと思っています。

 

時折聞かれる大切な子を失った後の飼い主さんのお言葉には、

『いつまでも思い出して涙が出てしまうんです。全然あの子の死を乗り越えられていなくてダメですね・・』『笑って過ごしていなければ、天国のあの子が心配してしまう』『もう犬(猫)を見るとあの子を思い出しちゃって辛いんです。』

という、悲しみに囚われてしまう自分を否定して焦燥感を抱いてしまうものも多いのですが、

大切な存在がいてくれた日々の輝きに比べたら、いなくなってしまった後の日常に対して鮮やかさを感じられないのは至極当然のことかと思います。

そんな時は、無理に自分の気持ちに蓋をしたり、誤魔化したりしなくてもいいんじゃないかなと私は思います。

 

私も院長も、昨年長年連れ添った愛猫の花を亡くして、未だに思い出してはボロボロと涙が溢れてくることがありますが、花のことをどっぷり思い出して、その時感じるままの感情で時を過ごしていた方が、花と一緒にいられているような気がして、その涙溢れる時間も、大切な“花との時間”だな。と思えました。

 

院長は今年、動物慰霊祭や狂犬病の手続きのためアニパル仙台さんに行ったあと、『ダメだー年々涙もろくなってきてるーー』と瞳潤して帰ってきていました。慰霊祭での亡くなった子のスライドや、アニパルさんに展示しているたくさんの子のお写真を見てしまうと、グッと込み上げてくるものがあるのだそうです。

 

どんな人でも、どれだけのことをしてあげても、後悔が全くないという人はとても少ないと思います。

夫婦2人獣医という立場にあって、考えてあげられること/してあげられる選択肢を最大限にもっていても、『もっとしてあげられたことがあったんじゃないか。』『もっとこうしてあげられたら良かったんじゃないか。』と思うのですから。

 

ご家族同然に過ごしてきた大切なわんちゃんを亡くされたご家族で、『こんなにも失うのって悲しいんですか?みんなこんな思いをしているんですか・・?』とおっしゃっていた患者さんがいらっしゃいました。

悲しい・辛い・苦しい・寂しい

このどの感情もたとえ”の感情”と言われていたとしても、それは嬉しい・幸せ・楽しい・温かい を知っているからなのだと思います。

これらは全く反対の感情ではなく、常に背中合わせになった感情のはずです。

辛い心の背中にはいつも愛する存在を負っているから。それだからこそ悲しい感情が浮き上がってくるのだと思います。

そうであるならば、悲しいと感じる正直な感情を抱いていた方が、愛するあの子とまだ一緒にいられているような気がしませんか?

 

わんちゃんを亡くされて、涙ながらに『でも、きっとまた犬を飼っちゃうと思います。 犬がいるって良いですよね・・』とお言葉をされた飼い主さんがいらっしゃいました。

一緒に過ごした喜びの分、たくさんの涙が流れてしまう悲しみのさなかにいるときは霞んでしまいがちですが、今までの一緒に過ごした日々がその悲しみ以上に幸せだったということは紛れもない事実で、亡くなったわんちゃん猫ちゃんも、楽しかった日々だけを記憶して旅立っていったはずです。

 

冒頭で、2023年は丸5周年ということもあって、長年お付き合いのあった子が亡くなることの多い年だったと言いましたが、しかしそれと同時に、『また新しい子をお迎えしました!』と戻ってきてくれる方も多い年でした。「犬がいる、猫がいるって、やっぱり良いな。」そう思えるまでにかかる時間はそれぞれですが、動物たちとのお別れと同時に、飼い主さんと会うことも無くなってしまうことがとても寂しいことだったので、お父さん・お母さんたちとまたお会いできる機会があるんだということが、我々にとって、それはとても嬉しいことでした。

 

2024年はその新しい子たちとどんな出来事を共有するだろう?

そう考えるとワクワクしてきて、また来年も頑張ろうと思えます。

 

さて、“来年のことを言うと鬼が笑う”と言いますが、この年末は来年の春以降の予定について計画を練らなければならない時期! 皆さんの健康と幸せを維持できるよう、私たちに何ができるか一生懸命考えますよ!!

今年は例年に比べて暖かい冬ですが、皆様ご体調崩されませんよう、暖かくしてお過ごしください。

2023.11.26

ベガルタ仙台

気がつけばもう11月も末の方ですが、夜は冷え込みを感じるものの、日中は11月と思えないほどの暖かい天気が続いていますね。。

本当にこのまま年末年始になるのかな??と信じられない気持ちですが、Jリーグも終わり・・フィラリア・ノミダニの予防期間も終わりに近づき・・(ドックラン等行かれる方は、マダニ予防は継続していて良いと思います!)、着実に2023年も終わりになってきているのですね。

 

さて、今年はなんだかんだでベガルタ戦も前半ほとんど行くことができませんでしたが、ホーム残り2試合というところで、ようやく子供達を引き連れて応援に行ってくることができました。(院長もVS山口戦に行く予定だったのですが、体調を崩して結局今年1試合も観に行けませんでした。とほほ。。)

↓こちらは山口戦のお写真。元ベガルタのキーパーの関選手が!(花束を持っています)

約1年ぶりのスタジアムでの応援。

コロナ流行前と全く同じには戻れていませんが、歓声や応援も存分にできるようになり、より一層飲食販売なども活気が見られていました。(子供達がチュロス希望だったので、頑張って長蛇の列に頑張って並びました。)

最終戦が11月上旬で、しかも暖冬ということもあり、例年に比べたら寒さも全然大したことがないくらいだったのですが、子供達の防寒に気を奪われ、自分の防寒対策をほとんどしてこなかったせいで、最終戦のセレモニーあたりから足先の感覚がなくなってきていました。(何せストッキングにスニーカーというペラペラの状態だったもので・・・)

山口戦・町田戦は引き分け/敗戦という結果でしたが、サポーターの方々の声援が選手と一体になっていく迫力、ゴールの際にスタジアム全体で喜びを分かち合える楽しさを久々に感じられて楽しかったです。

セレモニーでは、富田晋伍選手のJリーグ選手功労賞のお祝いもありました。

仙台一筋で2005年から17年間現役を続けられた富田選手。17年も同じことを続けてきたということ、そして我々と同じくらいの歳であるにも関わらずアスリートとして活躍してきたということ。どれをとっても脱帽してしまいます!!

 

私が行けるスポーツ観戦は今のところベガルタの試合だけですが、試合を見にいくたびに、「出場している選手たちはトレーニングが終わった後も個人でトレーニングをするなど、日々の努力を欠かさず、他人よりも努力と志を継続されてきたからこそ今このピッチに立てているんだろうなぁと、もうそれだけですでに感動してしまっています。

そして出場しない選手たちもいつでも試合に出られるように控えているからこそ、試合に出る選手が安心して思い切りプレーできるのだと思います。

 

受験も仕事も、言われただけのことを学校や職場でやるに留まらず、他人よりも努力して知識・経験・信頼を得て、尚且つ運もあって日の目を見ることができるのだと思います。今の風潮では枠外の努力を強いるのは良くないという流れですが、アスリートだってそうであるように、自分自身が変わらなければチャンスも巡ってこないし、評価もされないし、人から与えてももらえないのは当然なのですよね・・。

試合を見にいくたびになんだか自分ももっと努力しなければな・・。と思うのです。

 

さて、試合が終わり、ベガルタに所属していた選手たちの今後の契約について続々リリースされています。

早々に契約更新してくれた選手や、あぁ・・やっぱりいなくなっちゃうのか・・という選手、ずっといてくれると思っていた選手のまさかの契約満了・・・。まだリリースされていない選手の動向もとても気になっています。

移籍してしまう選手も、新しいチームで活躍し選手として幸せにあってほしいと思いつつ、やっぱり寂しくてたまらないという気持ちがどうしてもあります。

 

いなくなってしまう選手へは、「ベガルタ・仙台・そこに集う人たちのために。」とプレーを続けてくれたことに多大な感謝の気持ちと、

いつかどこかでまた縁があった時にその選手たちが安心して戻ってこれるように、遠く離れていても仙台のチームの活躍を耳にできるように、来季また一から新体制のチームでベガルタ仙台が前進できたら良いなと願っています。もちろん私自身も。

 

というわけで、今のところ、来季もくさか動物病院はベガルタ仙台のスポンサーを継続予定です!!

皆さんもぜひ応援してください!

 

 

 

2023.11.01

お口の中に原虫が

あっという間に11月。。

・・・・というセリフをつい先日吐いたような気がするのですが、気のせいでしょうか・・・。

1年が猛スピードで駆け抜けている気がします。

さて、11月は当院の年間キャンペーンでラストのスケーリングキャンペーンが行われます。当院に通われている方はお馴染みのキャンペーンですね。

良い歯(11.8)にかけて、そして綺麗な歯で年を越せるように。という狙いがあり11月に行っているのですが、歯周病は進行してしまうと根元の歯が溶けてしまい、スケーリング(歯石除去)をしても綺麗な歯を残してあげられない結果となってしまいます。

歯周病になりやすい犬種(チワワ・トイプードル・ダックスなどの小型犬)は特に気をつけてみてみましょう。

コチラ↑は6月のスケーリングキャンペーンで処置をした子のお写真です。

上のお写真の子は重度歯周病のため、奥の歯はほとんど抜けてしまいました。(そのためアフターのお写真がありません・・・)

 

下のお写真の子は歯肉炎がひどくなる前にケアに来てくれたので見事にビフォーアフターが撮れました。

ビフォーがコチラ↓

一番汚れがつきやすいとされている裂肉歯にしっかり汚れがついています。

裂肉歯は、口唇をしっかり上げないと見えにくい歯なので、汚れに気づきにくい歯でもあります。

 

ちなみに、スケーリングのアフターがこちら↓ 見事にピカピカな歯になりました!

表面の汚れはもちろん、大事なのは歯周ポケットの隙間にある汚れをしっかりと掻き出して綺麗にすることです。

空気に触れている部分にいる細菌よりも、空気のない環境にいる細菌(嫌気性菌といいます)が悪い影響を与えるため、麻酔をかけてしっかり処置を行うことに意味があります。

人間でも歯医者さんのウィーン!!という音には恐怖を覚えますが、わんちゃん・猫ちゃんは事情を飲み込めない分、シラフで処置が行われると一層恐怖を感じてしまいます。

また、歯周病が進行してしまうと、顎の骨が溶けて脆くなってしまうため、顎を骨折してしまったり、上顎洞から鼻の方にまで穴が貫通して鼻の方にまで炎症を起こしてしまったり、歯石を取るだけに止まらず、抜歯の後に色々な処置が必要になってしまいます。それ以前に歯周病菌が全身状態に悪影響を及ぼすため、歯周病の処置が遅くなればなるほど麻酔をかけるリスクも上がってしまいます。

毎日歯磨きをしている人間でさえ虫歯になったり歯周病になることがある中で、まして何度も歯磨きができないわんちゃんが歯周病になるリスクが高いのは当然のこと。

それでも、「何としてでも頑張って歯磨きをやらなければ!!」と無理をして行おうとすると、わんちゃん自身も“歯磨き=嫌なこと”という図が出来上がってしまうので、お家での歯磨きが難しい場合には無理をせず、歯磨きペーストを舐めてもらうところからスタートしたり、飲み水に混ぜるタイプの口腔ケア用品だったりデンタルガムを上手に使いながら、まずは無理なくできる範囲のケアを維持していくことをお勧めします。(どんなケア用品があるかは院長またはスタッフまでご相談いただければご紹介いたします)

 

わんちゃんの口腔内の問題は、わんちゃんだけの問題ではなく、スキンシップをとる同居のご家族様全員の健康にも影響してしまうため、この機会に今一度飼われている子のお口のチェックをしてみてください。

目の下の部分が腫れている・鼻水が多くなってきた。などの、お口以外の部分の症状も、歯の問題から発生していることがありますよ。

さて、この上下の動画は歯周病になったわんちゃんの口腔内の菌の様子です。

スクリュー状に激しく高速回転をしている螺旋菌がたくさん確認できます。

菌以外にもトリコモナスという原虫(アメーバのようなもの)が蠢いているのも確認できます。

画面中央のモコモコ動いているのがトリコモナスです。

トリコモナスは、飛沫・唾液などを介してうつりますが、モノを介してもうつりますし、水分のある場所では数日生息できる原虫です。

歯周病に罹患しているわんちゃんのお口の中からは高確率で検出されます・・・。小さいお子さんやご高齢の方など、免疫力の低下した方がご家庭にいらっしゃる場合は特に要注意です。

 

 

 

2023.10.01

無口な脾臓

ようやく肌寒さが感じられる朝晩となってきましたね!

それでも今年の秋冬はまだまだ暑い日が続くとか・・・しばらくは暑さへの対策等に注意が必要です。(今日は涼しいかな?という時が油断しがちで危険です。閉め切った車内でのお留守番等はまだまだ控えるようにしましょう!)

 

さて、今日から10月。春の健康診断から半年ほど過ぎたということで秋の健康診断キャンペーンが行われます。

当院では人間よりも早く歳をとる動物たちには年に2回の健康診断を!とおすすめしています。

春先に健康診断を行ったばかりで、そんなに年2回も必要ないんじゃないの?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、何気に毎年この秋の健康診断を利用して、思いがけず早期に病気を発見されている例が少なくないのです。

傾向として、春にお配りしたエコー検査無料クーポン(しっかりコースほどほどコースの方にお配りしています。)を、「症状は何もなく元気だけど、せっかくだから使おうかな・・」とご使用されて、臓器に怪しい影を見つける・・という流れが多いため、血液検査と同時にエコー検査を受けることをおすすめします。

症状が全くなくても100%健康とは言えないのはもちろん、血液検査の結果だけでも全身100%健康だと過信してはいけないということが秋の健康診断で痛感する機会がよくあります。

当院では春の健康診断の予約特典として膀胱のエコー検査を無料で行っておりましたので、秋に無料券を使用していただければエコー検査も年2回無料で行えるように組まれています。

具合が悪くなってから受診して→病気が発見されて→手術・・では、麻酔をかけての処置も状態の良い時に比べてだいぶ負担がかかりますし、回復にも時間がかかってしまいます。

少しでも体が元気なうちに病気を発見して治療することで早期回復に繋げることができます。

 

「沈黙の臓器」といって、病気が進行してからでないと症状が表れにくい臓器には、肝臓・腎臓・脾臓などがありますが、今回ご紹介するのは脾臓です。

沈黙の臓器の中でも特に症状がわかりづらく血液検査上でも異常を検知しにくい臓器が脾臓で、普段は血液の貯蔵や造血、抗体の産生などの免疫に関わっている臓器です。膀胱など、他の臓器の検査ついでに院長にチェックしてもらったことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?コチラから常に疑って病気を探しに行かないと病気の存在に気づきにくいのが脾臓という臓器なのです。

 

 

この先に臓器の写真が続きますので、苦手な方はご注意ください。

コチラ↑はつい先日手術で摘出した脾臓でした。春にもエコーはしていて異常なく、この半年の間にできていた腫瘍のようです。

 

これが、症状が出るくらいまで進行してしまうとこのような状態になってしまいます。

さらに進行すると、この腫瘍が大きくなり過ぎて脾臓が破裂し、お腹の中で大出血を起こしてしまいます。

脾臓の腫瘍は、進行により腫瘍が巨大化してくるため、これにより胃が圧迫され食欲低下の症状が出たり、貧血の症状が出てくるのですが、血液検査で異常値として現れるのはだいぶ進行してからが多いです。

高齢の子の場合、何かと「歳だからかな?」で様子を見てしまい、進行後しばらく経ってからようやく病気に気づくことも多いので気をつけなければなりません。

 

脾臓の腫瘍は決して珍しい病気ではなく、今回アップしたもの以外にも多くあります。(データを探し出せたのが取り急ぎ4枚でした。)

そのほとんどがほぼ無症状。血液検査上も異常という異常が出ていないものでした。

今回の記事では沈黙の臓器として脾臓をとりあげてみましたが、このほかにも病気が進行しないと気づきにくい肝臓・腎臓、歳をとってくると異常が出てくる内分泌、病気という位置付けではないかもしれませんが、高齢の子でありがちな関節炎(猫ちゃんの場合ほぼ100%関節炎もちと言われています。)は、早めに対処することで寿命QOL(生活の質:Quality Of Life)の向上に繋がりますので、この機会にお気軽にご相談いただければと思います。

 

2023.09.08

新しい名刺

インスタでは一足先にご紹介していたのですが、院長の名刺が残りわずかとなってきたので、この機会に裏面をリニューアルしました♪

以前の名刺裏には個人情報が載っているためお見せすることができないのですが、新しく作ったものをご紹介。

 

院長の代名詞でもあるヘタウマイラストをデザインに加えました。

今回名刺を作成していただいた会社さんはフジサワコーポレーションさん。

 

『院長の名刺・・・無くなったついでにデザインを新しく作り直して増刷したいけれど、対面でお付き合いできる距離の会社さんにお願いしたいんだよなぁ。。。でもツテがないなぁ・・・』と悩んでいたところ、ベストタイミングで以前バス広告の時にお世話になった方がフジサワコーポレーションの営業さんとなりご来院され、再びのご縁としてお願いすることとなったのです。

今回の名刺で変わったところは、裏面のデザインと、材質

新しくなった名刺は、LIMEX(ライメックス)と呼ばれる石灰石を主材料とした素材でできています。

通常紙を作る際には、たくさんのを使用するそうなのですが、このライメックスという素材は水と木をほとんど使わず、非常にエコに作ることが可能なのだそう。また、日本で100%自給できるため、安定的です。さらにLIMEX製品は耐水素材のため湿気にも強そう。ツルツルとした手触りです。

LIMEXは紙の代替だけでなく、近年プラスチックの代替品としてレジ袋や文具、ファイルなどにも使用されているそうです。

エコな素材として、とても良いなと思ったので、今回院長のヘタウマ名刺の公開ついでにご紹介させていただきました!

 

2023.09.06

油断してると・・・

もう9月・・・スーパーに芋栗南瓜のお菓子が並び始めてようやく暦が秋となったことを認識しました。

フィラリア・ノミダニをシーズン予防されている方は折り返し地点になりましたね。

さて、昨年はマダニをつけてご来院される方がとても多くいらっしゃいましたが、今年は皆さん頑張って予防してくれているおかげ&暑くてお散歩自体なかなか行けていないということもあり、マダニ感染を主訴としたご来院は比較的少なめです。(話が脱線しますが、暑くてなかなかお散歩に行けないせいで、爪が伸びてしまったとのことで、爪切り要望の方は多いです!)

 

しかしながら、油断して飲み忘れたり、きっと大丈夫だろうと予防を怠ったりすると、今までの努力が水の泡になってしまうので頑張って予防期間を完走してくださいね!(フィラリア予防は薬の内服を1、2回忘れてしまったがために感染してしまったというお話もあります。)

 

また、今年の秋は暑いとの噂もあり、当初11月末または12月頭で予防期間終了を設定している方も、その時期の気温によってもう少し延長となることもありますので、ご不安な場合は予防シーズン最終月にまたご相談いただければと思います。(マダニ感染が心配なので通年予防されている方もいらっしゃいますよ!通年予防の方は初回の血液検査がなくなりますので、採血が苦手な子も通年予防にされていることもあります。)

 

一昔前はフィラリア症で亡くなるわんちゃんも多く、実際に私の祖父母の飼っていた犬も、スタッフのお父さんが飼っていた犬もフィラリア症が原因で亡くなっています。思い返せば、私の幼少期に近所にいたわんちゃんも乾いた咳をしていたので、今考えるとフィラリア症だった可能性が高いと思います。

近年ではわんちゃんを飼われているほとんどの方が予防薬を飲ませてくれているのでフィラリア症を診断することも少なくなりましたが、それは飼い主様の継続した努力の賜物で、決してフィラリアが少なくなったわけではありません。

 

毎年1回、予防薬処方の前に血液検査によりフィラリアに感染していないかをチェックしますが、なぜ毎年検査が必要かというと、フィラリアに感染した状態でお薬を飲んでしまうと、フィラリア幼虫が大量に死滅することでショック状態に陥ってしまったり、死骸が血管に詰まることで重篤な状態に陥ってしまうためです。

血管は出口がないので、お腹の虫のように駆虫薬で殺して体の外に出す・・ということができません。

心臓でフィラリアの虫が詰まってしまうと心筋梗塞に、足先の血管で詰まるとそこから先が麻痺してしまいます。

フィラリア検査では、キットによる抗原検査と、顕微鏡目視によるミクロフィラリア(フィラリアの子虫)のダブルチェックをしています。

 

上↑の白いキットは雌のフィラリア成虫から出される抗原を検出しているのですが、まれに血液中にフィラリア雄しかいなかった場合や、幼虫しかいなかった際は陰性判定となってしまいます。

フィラリアは5〜6ヶ月かけて成虫となり子虫を産むようになるので、まだ成虫がいない段階での感染を発見するために顕微鏡による目視で子虫のチェックを行います。

 

こちらの動画は、血液中にいるミクロフィラリア。小さな細長い虫が蠢いているのが確認できます。

↑のミクロフィラリア陽性の子は、フィラリア予防をしておらず、重度のフィラリア症となりご来院されました。

心臓のエコーでも、フィラリア成虫がたくさん寄生している様子が映し出されていました。

フィラリア成虫の特徴的な超音波所見は、数学の等号である🟰に似ていることからイコールサインと呼ばれています。

 

フィラリア陽性となってしまった場合、毎月の投薬により、フィラリア成虫を数年かけて、ちょっとずつ・・ジワリジワリと死滅させていくのですが、残念ながら今回の重度フィラリア症でご来院されたわんちゃんは残念ながら初回来院後まもなく亡くなってしまいました。

 

狂犬病と同じく、その病気に罹患する子が周りから少なくなると、身近に感じられなくなり「本当に予防する意味があるのかな?」と危機感が薄れていくこともあるかもしれませんが、皆さんがしっかり予防しているからこそ防げている病気ですので、油断することなく毎月の予防を続けていただければと思います。

2023.08.31

バスに乗ってやってくる

今日は病院の裏話的な話題を。。

根拠や有意差があるお話ではない、私の体感的なお話なので、聞き流す程度でお読みいただければと思います^^

(取り留めもなく書いているので文章がメチャクチャで読みづらいのですが・・・)

 

当院のLINEをご登録いただいている方は、よく“緊急手術のため・・”という急な受付終了のお知らせを受け取ることがあるかと思いますが、この緊急手術の中によくある症例が子宮蓄膿症という、子宮に膿が溜まってしまう病気です。

 

この病気は、避妊手術をしていない6歳以降の子で、発情後2ヶ月の間に起こりやすく、陰部から膿が出ている場合は飼い主さんが異常に気づきやすいため、比較的状態が悪くなる前にご来院されることが多いのですが、膿が排出されていない場合、何となく元気がない・食欲がないというまま数日経過することが多く、病院に来る頃には全身状態が悪くなっていたということも少なくありません。

 

この病気は伝染するものではないのですが、なぜか短期間の間に続くことがある病気で、

外耳炎や尿路疾患なら、伝染性ではないにしても、何となく季節性(気温や湿度)の影響も強いので症例が続いても納得できるのですが、個々のホルモンバランスが影響するこの病気がなぜか続いてしまうことがとても不思議です。

お盆前にも子宮蓄膿症の症例が相次ぎ、急な手術となった子がいらっしゃいました。(うち一件は、同居の子も数日前この病気になり他院で手術されていたそうです。なのでほぼ同期間に当院だけで3件把握している症例です)

 

この先に膿でパンパンになった子宮のお写真がアップされています。

苦手な方はご注意ください。

(Before・Afterがないのですが、本来の子宮はもっと細いです。)

 

さらに異物の誤飲により腸閉塞となり緊急手術になることも多く、これもどういうわけかよく続きます。(緊急手術のため・・は大体子宮蓄膿症か異物除去手術が大半を占めています。)

 

普段の診療においても、“前日は「間違って休診案内しちゃったのかな?」というほど空いていたのに、今日は激混み・・・”や、

午前あれほど混雑していたのに午後は“世の中から人がいなくなってしまったのかというほど静か・・”ということが起こるので、お問合せによくある『土日って混みますか?』『平日だと待ち時間少ないですか?』になかなか答えづらいところがあるのです。

お電話で『今空いてますか?』のお問合せに対し、『今なら空いています!!』とお答えした直後、一度に3件〜5件受付があり、結果「問合せした時には空いていると言われて来たのに混んでるやん・・・。」という状況になっているため、嘘はついていないけど、嘘をついてしまったかのような申し訳なさでいっぱいになります😭

こんなふうに、混み具合も症例もまとまってくるような傾向にあり、知り合いの先生なんかはよく『患者さんはバスに乗ってやってくる』と表現していました。

 

いつも通勤で同じ時間で通っている道が、今日に限って何故か混んでいる。(工事もしてないし、事故が起こっているわけでもない)/今日はみんなどこに行っちゃったの?というくらい街がとても静か・・・という現象と似ているかもしれません。

 

何が影響しているかは定かではありませんが、もし天気・気圧・風向き・気温などの気象条件が集団心理に大きく影響しているとしたら、統計をとってみたいと常々思っています。(誤飲が続くのも、もしかしたらその条件がおもちゃを飲み込みたい気分にさせているのか・・・そんなわけない。と思いつつも、あまりに続くことがあると疑ってしまいたくなります。 そういえば昔、院長勤務医時代に1週間の中で2〜3件も骨折の手術をしたという時期もありました。骨折も普通は続くものではないのですけれどね・・・

 

この、バスに乗ってくる現象、他の医院さんは共感してくれるでしょうか?それともうちだけ??

 

 

 

 

 

 

2023.08.26

夏の!獣医さん体験2023

お久しぶりです!

昨日から我が家の子供たちも夏休みが終わり、学校が再開しました。(今は夏休み明けが新学期とはならないんですよね。。未だに新学期制に慣れない私です。)まだまだ暑い日が続いているので、子供たちにはしつこいくらい水分補給を言い聞かせて送り出しました。

夕方になっても気温が下がり切らないので、わんちゃんたちのお散歩も夜遅くになっている方も多いのではないでしょうか?

アスファルトからの熱は、背の低い子供や動物たちにとっては我々大人が感じている以上に負担になってしまうので、ネッククーラーやボディクーラーなどを着用してお散歩に行くのもお勧めです。

今年は秋になってもこの暑さが続くという予想なので、熱中症対策は継続になりそうです。病院には、うるわん(※保水性の高いちゅ〜るタイプのおやつ)やわんちゃん用の甘糀もご用意しておりますのでご希望の方はスタッフまでお申し出ください。(甘糀は冷凍しております。使うときに解凍して再度冷凍保存すると長く保ちます^^)

 

さて、遅くになってしまいましたが、お盆期間中に行った獣医さん体験のご様子をアップしたいと思います!

今年も多くの方が獣医さん体験にご応募してくださり、とても嬉しかったです。

今回は、以前獣医さん体験に参加した経験のある子のご参加もありましたので、せっかくならば違った体験もさせてあげたいなぁと、例年の内容を一部変更して行いました。

 

こちらは恒例の聴診体験

健康な心臓の音と、心疾患のある子の心臓の音。どんな違いがあるか体験してもらいます。

 

こちらはエコー体験

小さな獣医さんはモデル動物の膀胱の中にどんな異常があるか真剣に探します。

院長の出した画像と、同じ画像を出せるかチャレンジして、見事同じく映し出せた子もいました!!

実際に普段診療に使われている検査機器を使っての体験。プローブ片手に真剣に画面を見る姿はまさに先生そのものです。

 

看護師さんのコーナーでは毎年人気の採血体験を行います。

わんちゃん・猫ちゃんの採血はどの血管を使って行うのか。どういうことに気をつけながら採血を行えばいいのか説明を受けてから体験に入ります。

血管を突き破らないように、針の角度やシリンジの内筒を引く加減にも気をつけながら1ml採血してもらいます。

《獣医さん体験 準備の裏話》

こちらの採血体験のモデルは私の渾身の作(笑) 血管に見立てたチューブはゴム製なので毎年購入しているのですが(時間が経つと劣化してしまうので)、訪れたホームセンターに置いてなかったり、いつものホームセンターではそのチューブだけがよりによってタイミング悪く売り切れていたり、あちこち探し歩き、今回は入手に手こずりました😅  納期はいつなのか、他にどこで売られているのか、早めに欲しい等々訴える私に、ホームセンターの店員さんも、「なんでこの人ゴムチューブこんなに必死に必要としているんだろう・・」と思ったかも?

看護師さんコーナーではこの他にも調剤体験が行われました。

これはかつて行ったことがある体験内容ですが、例年のプログラムではなかったので、リピートしてくれた子でも初めての体験になったかと思います。

錠剤を専用のハサミで割ったり、粉になるまで乳鉢ですり潰し、他のお薬と、水と混ぜて、液体のお薬を作っていきます。

液体のお薬がどういう子によく処方されるかのお話も説明がありました。

 

そして今回の獣医さん体験ではラジオ波メスの体験も行いました!

富谷市の美味しいお肉屋さんハチヤミートさんから仕入れた鳥ささみや豚ヒレ肉を使って、模擬手術体験。

子供達は真剣です!

ラジオ派メスは止血しながら組織を切開できる機器です。

肉の焼かれる焦げた臭いを「臭い〜!!」という子もいれば、「あ〜焼肉食べたくなってきた〜」という子もいたり感想はさまざまでした🤭

(↑スタッフも体験の様子を撮影。保護者のように付き添っていました^^)

 

今年は夏風邪が流行っていた影響もあり、出席できなかった方も複数いらっしゃいましたが、大きなトラブルもなく獣医さん体験を終えることができました。

 

色々な職業がある中で、人と動物の両方に関われる獣医師・動物看護師というお仕事。普段目にすることの少ないお仕事の裏側を体験して、何か感じることがあったら嬉しく思います。

できる限り毎年開催したいと考えておりますので、ご興味のある方はまたの機会にどうぞご参加ください🎶

 

 

 

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