スタッフブログ

2021.10.04

寿住、モデルへの道

かねてよりrainbowdrop_dogwearさんにお願いしておりました猫服(ナーススクラブver)が出来上がりました!

はい。みなさんお馴染みですよね。 上の部分は当院の看護師スタッフが着ているスクラブです。

スカート部分は白のスカートに小花刺繍のあるレースを着けていただきました。

注文した時、寿住(すずみ)は今よりも少し小柄で、もしかしたらパツパツで入らないのではないか・・・と危惧していましたが、rainbowdropさんがそれを見越して採寸より少し大きめに仕上げてくださったおかげでピッタリサイズで着られました♡

そしておまけでハロウィン柄のネクタイも同封してくださり・・・(//∇//)

早速サバ猫兄さんに装着させていただきました!!!

(寿住が太ったのは、この2人がデブ活でごはんを食べまくったせいです。)

せっかくなので、裸ちゃんですが花さんも一緒に記念撮影。

3人にもなると、2人カメラ目線でも1人変な方向を向いていたり、変な方向を向いていた子がカメラ目線になると2人の気がどこかに飛んでいたり・・・

まるで我が家の子供達を撮っているようだ・・・と思いながら撮影しました^^;

 

花さんもだいぶ歳なので、ある程度で切り上げてあげて、寿住1人での撮影に切り替えましたが、他2人が解放されているのに自分だけまだ自由の身になれないので、若干(相当?)不満さ丸出しです。

いや、ちょっとせっかくrainbowdropさんが可愛い服作ってくれたんだからもっと可愛い顔してよ・・・・・と、飼い主だいぶ気まずくなります。

『ちょっ・・すんみ!!(可愛い顔してよ!!)』と叱責すると、反抗的にもこの表情・・・。↑↑↑

 

しかもちょっと可愛く撮れたかな?と思うと謎に首長だし。

お洋服を引き立たせなければならない役目を担わせたはずなのに、、、、、寿住のモデルへの道はまだまだ遠そうです・・・・・。

2021.10.04

ロングリードの憂鬱・・・

広大な敷地を逃走の心配なく自由に遊ばせることができるロングリード(伸縮リード)。

しかし、使う場所や使用方法によっては、周りの人に不安感を与えてしまう場合もあります。

よくロングリードに関してのトラブルを耳にするので、今回話題とさせていただきました。 もちろん、ロングリード自体が悪いわけではないため、「ロングリードをやめましょう!」という喚起ではないのでご安心ください。

秋の行楽シーズン(まだコロナウイルスの感染には注意が必要なため、大いに遊びに出かけよう!とはいかないですが・・・)、みなさんが気持ちよくお外を満喫できるよう、周りに気を配って遊んで欲しいなと思っています。

もちろん、リード問題だけでなく、糞尿の後始末も忘れず、よろしくお願いいたします!

2021.09.24

ベガルタ&マイナビ仙台☆

先日、日本初の女子プロサッカーリーグであるWEリーグの開幕戦のチケットをいただいたため、観戦に行ってきました。

コロナ感染もまだ完全に収束と行かない中でしたので、ためらいもありましたが、混雑する時間帯を避けて入場し、消毒スプレーも持参し、飲み物を飲む時以外はマスクも隙間なくつけることを心がけ、スポンサーを勤めさせていただいているマイナビ仙台レディースを応援してきました。

ベガルタ仙台もスポンサーとなっているため、『ここの病院、どれだけサッカー好きなの!!』と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、

サッカーが好きだからという理由で両チームのスポンサーになっているわけでも、この場に広告を出したいという気持ちが強かったわけでも、お金が余っているから提供しているわけでも(←言い方は悪いですが・・)、スポンサーになって提供される特典が欲しいわけでもありません。

ベガルタ仙台のスポンサーになったきっかけは、どこかで書いたはずなので割愛しますが、

マイナビ仙台のスポンサーになったきっかけは、営業の方が当院にご挨拶にいらっしゃって、選手がサッカーを通じてたくさんの人を笑顔にしたいと頑張っているのだと、とても熱く語ってくださり、その熱意と心に共感し、応援したいなと思ったからです。

ベガルタ仙台も然り、マイナビ仙台レディースも然り、野球でもサッカーでも、試合は無数にあれど、誰かと一緒に観戦したという思い出が、もしかしたら滅多にないとても貴重な時間だったり、将来思い出しては力になれる時間になるかもしれません。

誰かの心の支えになれる時間を作ろうと必死になっているチームを応援して、たくさんの人の笑顔につながればいいなというのが当院の思いです。

 

さて、この記事をなかなかアップできずにいる間に、すでに次のマイナビ仙台のホーム戦が明後日に迫りました。

ベガルタ仙台は明日です!!!!!

どちらも生中継されるそうなので、DAZN契約されていない方も是非TVで応援してくださいね♪♪

 

(↓ちなみに、先日のマイナビの試合前、ブロンズスポンサー紹介の時にしっかり名前が掲示されていました)

 

第一診察室にはベガッ太さんとマイビィが仲良く並んでいます。(ルターナさん、やきもち妬いちゃうかな??)

 

2021.09.15

ヘアスタイル

とっても個人的なお話ですが、2週間前、何年かぶりに髪の毛を短くしてきました。

伸ばして伸ばして・・・ようやく腰ほどの長さになっていたのですが、私生活でも仕事でも支障の方が勝ってきたため切る決断に至りました。

ここまで長くなったのは大学ぶりですが、伸ばしていたのはワケがあり、、

 

というのもヘアドネーションのために長さが必要だったのです。

せっかく何か行動するなら誰かのためになることがしたいな・・。と、優柔不断になってしまいがちなヘアスタイルの決定を目標を設定することで決断しやすくした次第です。

ヘアドネーションとは、癌・白血病治療、先天性の無毛症、事故などで髪を失った人のために寄付された髪の毛で医療用ウィッグを作る活動です。

大学時代はヘアドネーションの存在を知らなかったため、とりあえず国家試験が終わるまで・・・と伸ばしていました。あの時その存在を知っていたら良かったのになぁと少し悔やまれます。

 

ヘアドネーションをしている団体は全国にいくつかありますが、私が提供したのは、仙台市南光台に拠点のある、NPO法人HEROさん。同じ宮城県内にあったことと、病気の子供たちへの活動ということに共感しそちらに送ることにしました。

小さな体で大変な病と闘っている子供達のために自分ができることはなんでもしてあげたい。という気持ちです。といっても、できることは限られてしまいますが、小さなことでも子供達の未来につながるきっかけになってくれるといいなと思っています。

 

ちなみにビフォーアフターはコチラ。 忙しさを理由にしてしまいますが、手入れもままならず、櫛でとかす時もブチっと無理矢理ほぐしていた感じなので、短くなってしまっているところも多く、短いところを基準にして35cm (長いところからだと41cmほど)の長さになるようにカットしました。

久しぶりのこの長さ。ドライヤー時間は格段に短くなり、かがんだ時に髪の毛が垂れてくることも無くなったため、ワンちゃんのシャンプー時に邪魔になることも、ガスの火が引火するのではないかという恐怖や、トイレの水に入ってしまうのではないかという恐怖もなくなり、気持ちに余裕ができました^^; ショルダーバックや洋服のジッパーに巻き込まれることも無くなり物理的や負担も減りましたね・・。

切ったタイミングの決定は、コロナワクチンを打つ前ということで、接種後に具合が悪くなっても髪の毛を洗ってすぐ乾かせるようにという意味合いがありました。(結局1回目ワクチンの後の副反応は逆に心配になるくらい何もありませんでした。2回目はどうなるのかドキドキ。。)

 

ヘアスタイルは、見た目の問題だけでなく生活のしやすさにも大きく影響してきます。

 

わんちゃん・猫ちゃんのお話に絡めると、排尿排便時の汚れの付着を防ぐため、お尻周りやお腹周りを短くしたり、高齢になったからシャンプーの頻度を減らしてあげたい・・、褥瘡(じょくそう:床ずれのこと)のケアをしやすくしたい・・、夏場暑そうだから・・(←サマーカットは紫外線の影響を受けてしまうため、お散歩時は薄手のお洋服を着せてあげるのがおすすめ)、飼い主さんが忙しく、ブラッシングに時間をかけてあげられない等々、動物の毛の長さを決めるのも、見た目だけでなく本人や周りの人のライフスタイル、体の状態が大いに関係してくると思います。

 

当院では、全身的なトリミングは、スタッフの不足から休止しておりますが、目周りやお尻周りなど医療目的の部分的なカットに限りましては、現在施術できるスタッフが一名入りましたので、事前に日程をご相談いただければ対応可能となっております。(主に木曜の午後になるかと思います。)

コチラは先日部分カットをしたラブラドゥードゥルさん。

私や院長の姿を見てカットの最中尻尾をフリフリ喜んだものだから、カット中のスタッフは大きな尻尾が目の前でバフバフし苦戦していました😂

 

2021.09.07

果物クイズ

秋は実りの季節。

夏場の疲れた体を回復させ、冬に向けて体を作る栄養たっぷりな食べ物が豊富になります。

今では季節関係なく一年中手に入るものもありますが、“旬”とされているものにはその時期に合った栄養が含まれているため、“旬のものを食べる”ということは健康のため大変意味のあることになります。

 

さて、インスタストーリーに果物クイズを載せましたが、わんちゃんに食べさせていけない食べ物は要チェック。健康に良さそうなものでも、実は動物には禁忌ということもあるので注意が必要です。

ちょうどこの時期は、夏の終わり、秋初めということで、スーパーには果物が豊富に揃っています。スイカ、メロン、パイナプル、梨、柿、桃、りんご、葡萄、いちじく、イチゴ、プルーン、キウイ、バナナ・・・(スイカ・メロン・苺は野菜ですが^^;) 軽く思いつくだけでもこれだけ思い出されます。

 

インスタでは、この中から、梨、葡萄、いちじく、桃の中でワンちゃんが食べてはいけない果物はどれ?(2つ)とクイズを出しました。

ほとんどの方が正解されていまして、一番初めに回答されていたのが葡萄でした。葡萄は未だに原因物質が不明となっていますが、腎不全を引き起こしてしまう果物となっているので注意が必要です。

さらにイチジクも動物に与えてはいけない果物です。人にとっては不老長寿の果物と言われるイチジクですが、下痢嘔吐・皮膚症状を引き起こす成分が含まれているため、誤食などしないように充分注意しなければなりません。

 

その他の梨・桃は、一般的に与えても大丈夫な果物と言われていますが、その子の体質や、病歴、食べさせ方、与える部位(種にはアミグダリンという中毒性物質が含まれていますし、皮などには農薬が残留している可能性があるので注意です。)により症状が現れることもあるかもしれないため、与える際はトッピングやおやつ程度から、少量ずつを心がけてあげてくださいね。

 

さて。一番上の写真は、とある我が家の夕飯。イチジクにクリームチーズをのせて生ハチミツ(eightcrownsさんの。オンラインでも、富谷市の観光ステーション“とみやど”の店舗でも購入できます。)をかけたものです。(少しハーブスパイスもかけてます)

人も美味しくて栄養のものをしっかり食べてこの寒暖差激しい時期を元気に乗り切りたいものです。

 

 

2021.08.29

小さな力

自分が興味をもっている(?)せいか、縁があるからなのか、なぜか蜂蜜屋さんと出会うことが多いような気がする私。

ちなみに蜂関連の思い出としては、我々の時の獣医師国家試験でも家畜伝染病として腐蛆病(フソ病)が出題されました。(もう10年も前)

大学時代の愛護活動でお世話になって以来、今でもお付き合いのある獣医さんが現在養蜂家をしていることもあり、そちら(Bee hive japan)の蜂蜜は定期的に贈り物用として使わせていただいています。(左のハチミツがそうです。)

さらに今年、富谷市にできた富谷市観光ステーション(とみやど)内にEight crows japanさんもあり、ますます蜂蜜に対する魅力にハマっています。

(写真はないのですが)以前セルバで開かれたマルシェで出会った秋保にある森のはちみつさんも色々な花から採られたハチミツがどれも美味しく、とても印象深かったです。

 

これらの蜂蜜屋さんで共通なのが、非加熱のはちみつを扱っているということ。加熱していない生はちみつには熱に弱いビタミンや酵素が失われず残っているため、体にとってとても良い栄養がたっぷり含まれています。

また、はちみつには殺菌作用や保湿効果があるため、当院でもマヌカウォッシュバーマシュマロはちみつ泡パックなど、グルーミンググッズに蜂蜜由来のものを取り入れています。

食べても良し、外用として使っても良しの蜂蜜。

その蜂蜜は多くの人にとっては幼い頃からのとても馴染みの食べ物ですが、蜂が一生のうちに集められる蜂蜜の量はわずかスプーン1杯ほどしかないそうです。

スプーン1杯なんて、朝食やデザート1回分であっという間に使ってしまう量ですが、蜂にとっては命をかけて集めた量なんですね。

この蜂蜜は、もちろん蜂が人間のために作っているわけではなく、蜂の子供たち、言ってみれば未来の命の存続のために一生懸命花蜜を集め、自身(蜂)のもつ酵素と合わせて作り上げたもの。

一般的にスーパーで売られているような加熱蜂蜜は、人工的に熱を与え水分を蒸発させ完熟する前に効率よく蜂蜜として採取するのに対し、生蜂蜜は自然の蜂の羽ばたきだけで水分を飛ばした自然に近いもの。

花蜜の水分が80%に対して、蜂蜜の水分量が20%ですから、この水分量を羽の羽ばたきだけで下げるなんて、小さな蜂の体にとてつもないパワーがみなぎっているのがわかります。

 

この小さな蜂たちも、とてつもない力を持っている虫ではありますが、自然の中では弱い立場でもあり、環境の変化により大きな影響を受けてしまう存在です。

 

地球温暖化をはじめ、お米や野菜の農薬、家庭園芸用農薬などに含まれるネオニコチノイドは、ミツバチたちの神経に影響を与え、蜂の大量死につながっています。

実際関連の実証はできませんでしたが、農薬が撒かれるような時期に脱走してしまったという猫ちゃんが急性腎不全となり亡くなった例が続いたことがあります。

 

我々人間と違い、知識や衣服で身を守ることができない小さな命たちは、一番先に環境の影響を受け、命の危険に晒されてしまいます。

 

私たちが小さな命から大きな恩恵を受けている以上、これらの環境問題に関して無関心ではいられず、感謝と慈しみの気持ちをもって向き合い、守っていかなければならない問題だと思います。

 

命をかけて子孫のために働く蜂の行動は、我々人間とそう相違はないはず。 自分たちのことだけを考えていてはいずれ自分にそのツケが返ってきてしまいます。

私の今まで出会った養蜂に携わる人たちへ魅力を感じてきたのも、その人たちがそんな小さな命から通じる大きな世界に向き合っているからなのかもしれません。

 

2021.08.23

ありがとうを伝えたくて

先週は、涙涙の1週間でした。

というのも、先週の火曜日は院内・院外共に動物たちの容態の急変が相次ぎ、病院の猫として面倒を見ていたアメショさんも亡くなってしまったからです。

病院にいらしたことのある方は、もしかしたら一度はこの猫さんに会ったことがあるかもしれませんね。

インスタでもちょくちょく登場していましたが、とても人が大好きな子で、初めての人にもフレンドリーにスリスリ近づいていく子でした。

人の輪の中にいるのが大好きだったので、お昼ご飯の時には、みんなに囲まれたところを選んで佇んでいました。

この椅子が好きなのか、私がこの椅子に座っていた時に、『ちょっとどいてよ〜』とジェスチャーで合図してきたこともありました(笑)

なかなか体が大きいので、椅子から体がはみ出てしまっていました。

時にはセミナーも一緒に受けたり、、

時にはお預かりの子の様子をチェックしに行ったり、、

人だけでなく、猫にも犬にも、どんな動物にもフレンドリーに接することができる子でした。

お泊まりの子の遊び相手になっていたこともありました。

大人の動物、子供の動物をしっかり理解しているのか、加減も調整して対応してくれていた、とても頭のいい子でした。

まだこのアメショさんは若いのですが、腎不全を患っており、病院の猫としている間も、調子のいい時と悪い時を繰り返していました。(下の写真はボンレスハムのように犬舎からお肉がはみ出てしまっているところを激写したもの。)

調子の悪い時は、顔色からして具合の悪さが顕著でした。

当院にあるゼブラ柄のクッションやブランケット(我々が大学の頃に買ったもの)がアメショさん用に使われているときは、院長から『シマシマonシマシマだな!(笑)』といじられることもあったシマシマ模様のアメショさん。

亡くなった後、元のご家族の方から聞いたお話では、お家では首輪を嫌がり絶対にさせてくれなかったとのことでしたが

Wan and only dogclubさんにてオーダーメイドで作ってあげたこの首輪、つけてあげた時はとても誇らしげにしていたアメショさん。

“郷に入っては郷に従え”をちゃんとわかっていたのかもしれません。

 

亡くなる数日前から格段に調子が悪くなっていたのですが、それでも獣医さん体験のときにベットから出ていきて輪の中に入ろうとしていたアメショさん。

思い出すと、アメショさんのその愛らしさと優しさ、可愛さに、まだまだ涙が出てきてしまうのですが、この子は元のご家族やスタッフ、病院にいらっしゃるお客さん、来院される患者さん、たくさんの人たちに可愛がられて、短いけれどとても愛に溢れた一生を送れたと思います。

動物たちは、どんな時でも愛情を与えてくれた人を信頼して、命を託してくれています。

 

自分の選択したことが、その子にとって本当に良かったことなのか、生きている間どんなに一生懸命にしてあげたとしても、後悔が残ってしまうことはあるかもしれません。

しかしこの子の眼差しのように、動物たちが見ているのは飼い主さんやしてくれた人の心の中だと思います。

 

この子が亡くなった日は休診日で、きっと自分に時間が割ける日を待っていたのかな?と思います。

その日の朝、我々が見守る中息を引き取りました。最後は少し苦しそうでしたが、名前を呼ぶと目を見て、院長のことも認識して、しっぽで最後の挨拶をしていたのが印象的でした。彼なりの、納得した旅立ちだったと思います。

木曜日、火葬を終えて骨となって病院へ戻ってきましたが、きっとあの子もこの花のように、そっと今でも私たちのそばにいてくれていることと思います。

 

院長から、ベストアメリカンショートヘアー賞を受賞した猫さんに相応しく、スタッフにもたくさんの幸せを残してくれたアメショさんのことをずっと忘れません。

2021.08.23

大人の獣医さん体験?!

更新遅くなりました💦獣医さん体験余談話。

獣医さん体験では、付き添いになられたお父さん・お母さんにもせっかくの機会なので同じ体験をしてただきました。

お父さん・お母さんも、お子さんと同じく自分の心音やお子さんの心音・心音BOXで聴診体験。

『確かに音が違いますね!』と、うんうん。と頷いてくれました。

今回心臓病のわんちゃん・猫ちゃんを飼われている方は少なかったですが、以前獣医さん体験にご参加されたご家族は『〇〇ちゃんと同じ雑音がする!』と共感されていました。

手術体験も!

お裁縫とは違いますが、繊細さでいうと少し似たところがあるかもしれません。

ちなみに院長は、得意!といかないまでも、そこそこできる人なんです(≧∀≦) 昔息子にはらぺこあおむしのぬいぐるみをフェルトを縫って作ってあげていました。 一方私は中学時代家庭科の課題を友人に下請けに出したほど。今は普通に子供達の入園入学グッズを全部手作りで作っていますが😅 

話は逸れますが、整形外科は、日曜大工やDIYする人が向いてる。とよく聞きます。(実際知り合いだった整形外科の有名な先生もそんなお話をしていました。)

外科結びは小さな子には難しいので、お母さん・お父さんがやり方を覚えてくれればおうちでももう一度おさらいできるのではないかな?という狙いもありました(〃ω〃)

それでも、お子さんたち、みなさん飲み込みが早くてススっとできてしまうので、さすが若い力!と感動しました。

 

ちなみに、オペ器具は手の大きさにフィットし使いやすいよう、摘出したい部位のある深さに合わせて、さまざまな大きさのものがあります。当院に揃えているものは院長の手に合わせたものを揃えているので、お子さんや保護者の方が使いにくいなぁ、やりにくいなぁと思っても、器具を変えたらグンとやりやすくなるかもしれません。

こんなふうに、お子さん向け獣医さん体験に並行して、大人の獣医さん体験も行われていたのでした(≧∀≦)♪

2021.08.15

小さな獣医さん

今年も行いました獣医さん体験

今年は8月12〜15日の3日間、お昼のオペ時間を利用して行いました。

 

コロナウイルスが猛威を奮う中、無事にちゃんとできるかな?と不安なところもありましたが、なんとか3日とも終えることができホッとしております。

例年通り、子供たちには、白衣スクラブケーシーの中から好きなユニフォームを選んでもらいます。

 

院長担当のコーナーからスタートの組は、まず始めに実際に私たちが使っている聴診器を使って、自分の心臓の音や、ご家族の心音を聴いてもらいます。

自分の心臓の音も、お父さん・お母さんの心臓の音も、同じドキドキ音がするね。

自分の心臓の音を聞いた後は、わんちゃんの正常な心音・心臓病の心音(軽度・重度)が録音された心音BOXに聴診器を当ててその違いを感じてもらいます。

 

聴診体験をした後は、エコーの機械を使った体験です。

膀胱の中に映る異物は何かな???

獣医さん体験には、年少さん〜小学校6年生の子までご参加いただきましたが、みなさん一生懸命初めての医療機器を握って真剣に病気を見つけようとしてくれました。

真剣な眼差しの子供たちは、まるで本物の現役獣医さんかのよう。

小さな手には、エコーのプローブ(持つところ)さえ大きく重たいものかと思いますが、想像以上に上手に扱っていたのがびっくりでした!

 

獣医さん体験では、レントゲン室を覗いたり、レントゲンを撮るときに着用する防護服を試着してもらうなどの体験も。この防護服、放射線から身を守るために鉛が入っているため、大人でもなかなかの重さなのです。

実際にあった例として、異物を飲み込んでしまったわんちゃんのレントゲン写真も見てもらいます。

ご参加くださった方はもう正解をご存知かと思いますが、これはなんでしょう??? 胃の中にあるモジャモジャの正体は。。

看護師さん担当のコーナーでは、採血体験をしてもらいました!

わんちゃん・猫ちゃんの採血部位はどこにあるのか、どのようにすれば上手に血が取れるのか、看護師さんにレクチャーしてもらった後、血液に見立てたお水を1ml採ってもらいます。

こちらも、実際に普段病院で使っているシリンジ・針を使っての体験です。

 

院長担当のコーナーはもう一つ。

オペ室へ移動し、手術で行う外科結びを学ぶ体験。

こちらも実際に普段使っているオペ器具と溶ける糸を使って。

外科結びは、やり方を聞いているうちは複雑そうで何がどうなっているのか頭で理解するのは難しいのですが、実際何度か結んでいるうちにスムーズにできるようになった子も多かったです!

獣医さん体験の後、早速グッズを揃えおうちで外科結びを練習してスイスイできるようになってきたという子もいるようです🤗 今からオペの練習をしていたら、将来神の手と呼ばれる外科医さんになれるかもしれませんね!!

 

顕微鏡コーナーはカイ先生が担当。(最終日のみ看護師さんが担当しました)

糞便検査と血液塗抹の画像を出して説明しながら、どんなところを見ているのか、これはどういう細胞なのかを学びます。

糞便検査では、時間が経つと細菌も元気がなくなっていくので、時々新鮮なプレートを作り直します。

  

 

今年初めて作ったのは、模型のコーナー。

業者さんにご協力いただき、さまざまな部位の模型を集めました!

『汚れがつきやすい部分にねりけし歯石もどきをつけてみてはどうでしょう??!』とご提案くださった業者さんがいらっしゃったので、早速採用させていただきました♪

 

こんなふうに骨がついてるんだよ!こんな虫がつかないように予防をしっかりしないといけないんだよ! 

歯磨きしないとわんちゃん・猫ちゃんも歯が悪くなるよ!ということを理解してもらいました。

お盆期間中ということもあり、他の病院が休みのところが多く、急患や初診の方などが続いたため、連日午前の診療が押してしまい、危うく獣医さん体験の開始時間に間に合わないかも・・汗という状況でしたが、なんとかスタッフの協力もあり、3日間ともほぼスケジュール通りに終えることができました。

コロナ禍、そして今年は悪天候が続く中、子供たちは色んなところに遊びにいくという経験も満足にできない毎日ですが、日常で経験することがないことに触れて、何か感じてくれたり、将来の目標のきっかけになったり、ご家族との小さな思い出となってくれるといいなと思っています(*´︶`*)

2021.08.09

東京オリンピック

昨日でオリンピックも終わりましたね。

オリンピックの中では個人的に男子体操がとても好きなのですが、今回は中継で一度も見ることなく終わりました・・

 

今回のオリンピックに関しては、開催そのものの是非から、観客動員の方向性まで色々な意見が飛び交いましたが、やはり開会式の様子をTVで見ていましたら、一個人としての“絶対こうであったほうがいい”という意見はもっているものの、

『本当だったら、あの向こうの観客席にたくさんの人の笑顔が溢れていたんだろうな・・』と、淋しくなってしまった会場を見て、複雑な思いが湧いてきました。

広い世界、たくさんの人が関わることに関しては、より“絶対正しい”という結果に行き着くことは本当に難しいことだと改めて感じます。

 

医療従事者側から見た“絶対正しい”こと、アスリートから見た“こうあって欲しい”という願い、生きていく先の長さからしてもその価値観はだいぶ違ってくるのではないかと思います。

 

もちろん私は、“日本人”として生まれて、日本に住んでいて、応援するのは“日本”でしたが、

他国の人がこの大変な状況下で努力することを諦めず練習を続けて、コロナウイルスからの感染にさらされることなくこの国にやってきて、無事競技ができたということは、その周りの家族や大会関係者の大変な支えがあったからであって、

それは勝ち負けの結果だけにスポットを当てて、日本が勝ったから喜ばしい。で終わらせるには惜しいストーリー性があるのではないかな。と、敗者の瞳に浮かんだ涙を見ても感動を覚える今回のオリンピックでありました。

 

さて、2021年オリンピックは競技数が33競技ありました。今回新たに追加されたサーフィン、空手、スポーツクライミング、スケートボードをニュースや中継でチラリと見たところ、ルールはわからないものの、とても見応えがあって面白いスポーツだなぁと思いました。

4年後、8年後、今後もまたオリンピックは開催されていくと思いますが、オリンピック競技の中では、動物と一緒に行う競技が馬術しかないので、今後新競技としてドックフリスビーなどが加わることがあったら面白いかもなぁ。なんて終わった余韻の中で想像を膨らませていました。

 

それでも、(国によりますが)犬の出入国手続きはなかなか大変なものがあるので(マイクロチップ・狂犬病の感染が無いことの証明・寄生虫感染がないことの証明等々・・)難しいかと思いますが、色々な国の人と動物とが同じスポーツに取り組んで競い合えるなんて、きっと最高に楽しいはずですよね。

と、最後にはどうしても動物関連の目線であれこれ考えてしまう私なのでした。

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